17.もう1つの救済 ページ18
「…永遠の、苦しみ…」
「…あぁ、俺は罪人の中で多分1番古株。だから、罪を集めきれなくて本に飲まれた奴も知ってる。
永遠の苦しみってのは、本の元の物語によるからな。
本に飲まれたって言うのは永遠の苦しみを味わった奴のこと」
具体的なことを聞いていないはずなのに悪寒が隠しきれない。
契約者というのを具体的に誰々とは聞いていないけれど、あの4人は契約者なのだろう。
「…他に助かる方法はないんですか？」
「…一つあるが、ほぼ無理に等しいな、
人間界の中で、本を作った魔女…"グリムの魔女"という奴の末裔が全人類の中で1人いる
人間界の総人口は7億…つまり、7億分の1の確率でグリムの魔女の末裔をたった一人だけ見つけることが出来る。
その末裔も罪のない人間同様に魂を吸い取れない。
が、末裔かどうかは鐘に連れていかねぇとわからねぇ。」
黙って聞いていた女だが聞き覚えのある言葉があるような気がしたが、気の所為と感じた。
「…鐘？」
「鐘ってのは、グリムの魔女が残した呪いの一つ。
俺たち契約社はお前をその鐘に連れていき、永遠と死を共有するということを誓えば、晴れて本から開放されるのさ。
グリムの魔女を鐘に連れていくと、魔女の本が出てくるらしい。
そして、グリムの魔女は輪廻転成の輪にいるからその輪から外すように殺せば、本の母が死んだことによって本は力をなくす。契約者全てが解放される。」
「…契約者って何人いるんですか？」
「7人、本は罪を集めるからな、七つの大罪ってね。」
七つの大罪という言葉は聞いたことがあった。
憤怒、傲慢、強欲、嫉妬、怠惰、色欲、暴食の7つからなる大罪で…それぞれに司る悪魔がいたとかなんとか…
「…ま、お前が気にすることじゃねぇよ。
つーか、Aのせいでせっかくのハロウィンが台無しだわ、
おい、」
「え、…きゃ、」
手を取られてまるで、社交ダンスをするな体制だった。
「ま、まって、私ダンスなんて…それにこの曲も知らないし…」
「いいの、俺がうまぁーくリードしてやるから。
知らないなら乗っかればいいの、その場のノリに」
リズムにのってステップをふむ。
堕天使がゆっくり前に出れば腰に添えてある手が女も動かしている。
(お、踊れてる…え、)
女は堕天使のリードのうまさに驚愕していた
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雨上がりのcrew(プロフ) - すごい。。。この作品私得←これからも更新頑張ってください！！ (2019年7月25日 19時) (
レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます！戻ってきてください！楽しみに待ってます！ (2019年7月7日 8時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ちうんと(プロフ) - 羽来々さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございます！！コメントありがとうございます、面白いと言って貰えてとても嬉しいです。不定期更新ではありますが頑張ります！ (2019年1月13日 21時) (レス) id: 78a6b0197e (このIDを非表示/違反報告)
羽来々 - 最近見つけたんですがとても面白くて続きめっちゃ気になります！更新大変だと思いますが頑張ってください！！ (2019年1月13日 0時) (レス) id: 0077a53052 (このIDを非表示/違反報告)
ちうんと(プロフ) - うさぎ@たまに冬雪さん» おぉ！おめでとうございます（？）面白いと言って頂けて嬉しいです！！これからも皆様の期待に応えられるように、不定期更新ではありますが、頑張っていきますね！ (2019年1月1日 23時) (レス) id: 78a6b0197e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちうんと | 作成日時：2018年12月15日 13時
