尻尾は何色？[参加型続き] (ページ29)

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まお編ページ29

後日談とは。てなるお話ですごめんなさい()
前のまおsideで漏れたお話とか
たまにはこっち(彼氏)側。

smile side＿

俺が次に目を覚ました時には…虚ろな目でぶつぶつと何かを呟きながら、恐らく人であろうそれを斬り続けるまおと、そこら中に飛び散った赤色だけが目の前に広がっていた。…なんか部屋の至る所に不気味な人形もあるし、まおは怖がっていなかったのだろうか…とも思うが、恐らく眼中に無かったのかもしれない。俺の声が届くのにも少し時間が掛かった。

また、か。

sm「………やり過ぎ、だ。まお、…そいつはもう…生きてない。」

mao「スマイル…!!良かった、目を覚ましたんだね?迎えに来たよ!早く帰ろっ?」

sm「…うん。…手間を掛けた。」

mao「そんな事無い!!…酷い怪我…あ、血も着いちゃってるや…ごめんね。…そもそも、こんな事企てたの誰なの…?ホント許せない…」

sm「あぁ……やはり、この国の王だろうな…数日前から動きはあった。…だろう?」

mao「…!!」

しまった。なんて思った時にはもう遅かった。まおはすっかり瞳を輝かせては、持っていたナイフを握り直した。こっそり小さく溜息をつく。

mao「そーだ…!まだいたじゃん。処すべき奴…!!教えてくれてありがと、スマイル!大好きだよ。スマイルが生きてて良かった。怪我はやっぱ許せないしごめんねだけど、ボク、ちょっと王様やってくるね?ぼくね、スマイルが大切なんだぁ。だから、危害を加えてくる奴は早々に排除しないと。ね……?♡」

俺は何も言えずに、ただまおからの抱擁を受け入れる。何故かこの状態のまおは、いつも以上に剥き出しの好意を伝えてくる。それに…呼び方だっていつもと違う。その理由は何も分からないし、俺にとってそれは重くてドロドロとしたものに見えてしまう。返り血を浴びてやけにギラギラとした目で見詰められてしまえば、誰でもそう思う様な気もするが…周りには特に何も言われないし、これが正常なのか異常なのかすらよく分からない。…取り敢えず、アイツが笑顔ならそれで良いかと最近思えてきている。

思う様に動けない状態だった俺を安全な場所まで連れ出すと、まおは、軽やかな足取りで王が居ると言われた城へ戻って行った。

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そして白夜ちゃんの書いた後日談へ戻る。

個人的に軍ﾊﾟﾛではｽﾏが情報系統の幹部が多い気がするので、それに合わせて(?)ﾏｵはｽﾊﾟｲ兼暗殺者やってると嬉しいなという願望。ﾀｯｸﾞ組んでくれ…!