尻尾は何色？[参加型続き] (ページ22)

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まおside ページ22

枠もお部屋の設定まで有難う…
遅くなりましたッ
⚠皆様の思っている “まお” のキャラ崩壊注意
長い定期

まおside＿

いっぱいお迎えして来てくれた敵さん達を慣れた手付きで片付けては、ぼくは順序良く部屋の前まで行き着く。

「しつれーしまーーすっ!」

「誰!?」

「…女の子?あなたこそ誰。」

「あたしはK国の姫よ!知らないなんて言わせないわ?見て頂戴この子!とっても綺麗でしょう…?敵国にいたのだけど、お父様に言ってあたしのお人形さんになってもらうのよ!」

当の部屋に入って先ず目に飛び込んできたのは、知らない女の子に、人形の様に抱きかかえられているスマイル。気を失っているのかぐったりとしていた。
瞬間ぼくの顔から笑顔が無くなっていくのを感じる。

それはボクの。

盗らナイで。

オマエノジャナイ

──サワルナ。

「ひっ!?」

ひゅん、と音を立ててナイフが女の子の頬を掠める。あーぁ。外しちゃったァ。

「…ねェ、その人、ボクの。マオのなの。分かる?…離れろ。今スグ。」

「い、嫌よ。もうあたしのなの!侵入者になんてやらないわ!!」

「は？」

「…へ、」

壁に、血が飛ぶ。
当然だ。ボクがコイツの腕を飛ばしたのだから。次に耳を割く様な悲鳴が聞こえたのだが、煩いので次に喉を掻き斬ってやった。

「─!!、──!?!?!」

「ちゃーんと、オマエみたいな馬鹿でも分かるように説明してあげる♡オマエが人形って呼ンだその人はボクのだーりんなの。とーってモ大事な人なの。取り返しに来るのはトーゼンでしょ?分かっタ?離セって言ったのに聞かなかッた馬鹿は生かす意味ナイよね♡バイバーイ。」

恐怖で動けなくなったのか知らないけど、1歩、2歩と距離を詰めても逃げる気配すらなかった。目の前でしゃがみ込めば、年端もいかない少女を目の前に漸く──にっこりと笑って見せる。

「…あはッ。」

道中で丁度良く大きめの剣も手に入れたし使わせてもらお。先ずはぼくの大切で大事で大好きなだーりんに触れた穢らわしい残っている手を切り落としてあげる。あー動かないでよ。逃げらんない様に足斬らないとダメ?それからそれから～

ｽﾞｼｬｯｯ！！

足を斬り付けたら漸く離れてくれた。
その身体じゃもうろくに移動出来ないだろうに、大変そ。だがそれもぼくには全く興味が無かった。ただこの怒りにやり場が出来た事が嬉しくて。ひたすらに斬り付けていた。何度かぼくの名を呼ぶ声が聞こえた時にはもう、目の前の塵はほぼ原型を無くしていた。