夜兎族少女と銀魂キャラはヒーローに (ページ15)

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ゴキッ

『おー』

脳無が相澤の腕を折った。
綺麗に折ったアルネ。
ますます楽しめそうアル。

まあ護衛だし殺るけどネ。

シュンッ

「「「！？」」」

私はいつもより"少し"スピードを上げて走り出した。
そのまま脳無をぶん殴り吹っ飛ばす。

なんだヨ、弱いアルヨ。
つまんないネ。
これなら神威と神楽の方が強いアル。
なんなら銀時の方が強いかもネ。

私は手がいっぱいの奴の前に立つ。
そいつをただ見つめる。
睨んだりはしない。

死柄木「……脳無が」

相澤「……夜…兎……」

相澤は意識がアルネ。
すぐに血を飲ませばいいか。

私はさっきと同じようにナイフで腕を切る。
血がポタポタ流れ出た。

『相澤、飲め。一滴でいい』

相澤は一瞬怯んだがすぐに言う通りにした。
相澤の腕は元に戻り、血も止まった。
完全回復だった。
でも、このまま戦わせると邪魔になる。

『相澤、13号の所に戻れ。
怪我は治したけどこのまま
おられると足手まといになる』

相澤「…お前は？」

『私は強い。大丈夫だから』

相澤「わかった。死ぬなよ。
お前は無個性だ。どこにその力があるのかしらないが無茶はするなよ」

『うん』

相澤は走って入り口に向かった。

死柄木「へぇ……。
回復キャラかぁ。
こっちにはいないし欲しいな。
お前、名前は？」

欲しいアルカ？
私はもともと戦狂いの血を引いてて虚でもあるから嬉しいアルけど、松陽が怒るアルネ。

『夜兎夢主』

死柄木「夢主、連合に入れ」

『無理』

本当は行きたいけどネ！

脳無は立ち上がりこちらに一気に距離を詰めた。
傷は治っている。

『再生能力。
スピードも速い』

ニヤリ

死柄木「？」

『久しぶりに暴れられる！
あの時の快感を得られる！！』

私が初めて人を殺した時のあの快感を、
また感じることが出来る。

『ふふ。楽しい祭りだ！！』