夜兎族少女と銀魂キャラはヒーローに (ページ16)

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快感ページ16

脳無と戦い始めてどれくらい経っただろう。
脳無の攻撃を、私は避け続ける。
時々刀で切ったりするがすぐに再生した。
快感は得られない。
やはり殺さなくてはダメか。

私にとって脳無の動きは遅い。
普通に歩いてる人と同じスピードだ。

死柄木「すごいなぁ。
脳無と渡り合うなんて。しかも無傷。
けどこのまま続けてもそっちが倒れるだけだよ。
体力にも限界はあるだろうし」

限界？

『私に限界はない』

死柄木「いや、普通の人なら限界はあるだろ。
キャパオーバーはいつ来るかな？」

キャパオーバー？
あ、個性の限界のことアルネ。

『私は無個性だよ』

死柄木「嘘つけ。さっきの回復、その動き、
無個性なはずないだろ」

『無個性だよ。正真正銘のね』

死柄木「へぇ。やっぱいいなお前。
こっちに来ないか？」

うん………行きたい！
でも松陽を裏切りたくないから行かない。

『やめとく。
行ったら怒られるから』

死柄木「ちぇっ。つまんねぇ」

ここで、空中から黒いもやのワープの奴が現れた。

黒霧「死柄木弔」

死柄木「…黒霧、13号はやったのか？」

黒霧「行動不能にしましたが…
生徒の一人に逃げられました」

飯田アルカ？
おもしろい事になってきたアルネ。

死柄木「応援を呼ばれる。
ゲームオーバーだ。帰ろうか、黒霧」

え、つまんないアル。
私はまだ本気を出してないヨ？
案外弱かったアルネ。

死柄木「だが…少しでも、
平和の象徴としての矜恃をへし折って帰ろう！」

死柄木は蛙吹を見る。

アイツら逃げてなかったアルカ？