one*HAPPY END ページ4
私は教室から右に
長い廊下を走って走って
脇腹が痛くても無我夢中で走る
もう教室から結構離れてるだろう
そう思って足を止めて走るのをやめた
『ハッハッ…
どこに…隠れましょうか…?』
近くの教室に入ろうとする
…っ!? 開いてない!!
次の教室も、また次の教室も
鍵が閉まっていて開かない
どうしよう…
そうだ!! 職員室!!
あ、でも…
“生憎このクラス皆しかいないだろうね”
そう言っていた赤司くんのことを思い出した
じゃあどうすれば良いの…?
「おい、お前…」
突然後ろから聞こえた声にビクリと反応する
『いっいや!!』
私は振り返らずに廊下を全速力で走る
嫌だ
捕まりたくない!!
「おい待て!!A!」
クラスの人?
キセキの世代たち?
誰?
足が速い
もう少しで追いつかれる
『いやっやだっ!!』
追いつかれる!!助けて!
「待てっつってんだろ!」
ついに追い付かれ、肩を掴まれ振り向かされる
私は顔を覆い、地面にヘタリこむ
『いやっやだ!!
ごめんなさい!!』
「おい!! A!!
よく見ろ! 俺だ!!」
覆っていた手を掴まれ
視界が開かれる
涙でボヤけて前にいる人が見えない
その人は袖で涙をぬぐってくれた
私は少し落ち着いて深呼吸し正面を見る
『虹村…先輩……』
虹「おぅ、やっと気付いたか
ったく、逃げやがって
いったいどうしたんだよ」
そこには虹村先輩がいた
なんでいるの?
良かった……
『虹村せんぱぁぁあい
うぁぁ〜』
私は安心して虹村先輩に抱き着く
ぬぐってくれた涙も、また目からあふれでてくる
虹「おい、大丈夫か?
とにかく…あー…
隠れた方が良いか?」
私の頭を優しく撫でてくれる
私は声を出すことが出来ずに頷く
見つかったら大変だから
私は虹村先輩に肩を抱えられながら
奇跡的に空いていた理科室へ入り
外から見えない場所へ隠れた
two*HAPPY END→←thirtyseven*game start
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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紫希...Shinon...*(プロフ) - kanoさん» kanoさん、あなた、心読めるんですか? もしかして超能力者!? そうです、騙されちゃいかーん状態なんです… 紫原くんはずるい子です、多分。 (2015年5月18日 0時) (携帯から) (レス) id: f9de8b1a7e (このIDを非表示/違反報告)
紫希...Shinon...*(プロフ) - 陽華麗さん» でこフェチには堪らないんじゃないですか?笑笑 でも微妙にオソロ…なんですかね? 紫原くんとポッキーゲームしたいです笑笑 (2015年5月18日 0時) (携帯から) (レス) id: f9de8b1a7e (このIDを非表示/違反報告)
kano(プロフ) - むっくんてばズルいよ・・・騙されちゃいかーん!!むっくんも病んどるー!!でもむっくんの涙には勝てーん!!wwwww (2015年5月16日 22時) (レス) id: ae8141598c (このIDを非表示/違反報告)
陽華麗(プロフ) - 青峰みたいですよね!むっくんにお菓子あげたいですね(^^) (2015年5月16日 21時) (レス) id: c79c0228c2 (このIDを非表示/違反報告)
紫希...Shinon...*(プロフ) - 陽華麗さん» 確かにおでこが…笑笑 前髪切りすぎちゃったみたいな歌を思い出します笑 紫原くんはvioletfairyですね (2015年5月16日 21時) (携帯から) (レス) id: f9de8b1a7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫希...Shinon...* | 作成日時:2015年4月19日 16時