ヤンデレ教室part2【黒バス】

thirtyone＊恋人 ページ14

メガネをカチャリと直し


ため息混じりにこう言った


緑「はぁ…
全く、迷惑なのだよ」



私は泣きそうになる



もう目に涙が溜まって今にも泣き出したい




『そ、そうですよね
迷惑かけてすみませ…』



私が言い切らないうちに、緑間くんは私を抱き寄せた



『緑間く…』



緑「とても迷惑なのだよ
俺から言おうとしていたのに…先を越すな
一回しか言わないのだよ」



そう言って、緑間くんは


私の耳元に顔を近づける




緑「俺は貴様を…Aを愛している
貴様に拒否権はないのだよ
俺と付き合え」



そう、甘く囁かれた



その途端私は溜めていた涙が溢れ出てきて



私は緑間くんの腕の中で泣いた



たくさん、たくさん泣いた




嬉しかった



緑間くんはいつも突き放すような態度で、



でも優しくて



その優しさは不器用だけど伝わってきた




だから大好きになった




緑「落ち着いたか？
まだ返事を聞いていないのだよ」



『……っ!?』



ちょっと落ち着いてきたけど




返事、言わなきゃ




『つっ…付き合いたいです!!
緑間くんのことが大好きです!!
とても…とっても！』



大きな声でそう言う



緑「…俺もなのだよA、上を向け」



『へっ？何でﾁｭんっ!?』



小さなリップ音が響く



私の唇は緑間くんの唇によって塞がれた



私のファーストキスは



大好きな、大好きな緑間くんによって奪われた




緑「愛しているのだよ、A」



いつもツンデレな緑間くんは今日だけは素直



私も緑間くんも顔が真っ赤




『わっ私もあっ愛してま…すっ…』



そう言うとまたキスをされる



私たちは今日から恋人同士



そう思うとまた涙が止まらなくなって泣いてしまった

＊




＊




緑「今日から俺のモノなのだよ」



そう言ってるのは

泣いているAには聞こえていなかった




＊




＊



赤「真太郎…Aは僕のモノだよ」




キセキの世代と灰崎、桃井は物陰に隠れて


緑間とAのやり取りを見ていた



＊



赤「さぁ、ゲームの始まりだ
A、楽しみにしておけ」




片目が黄色くなった赤司は

そう呟いて



その場から離れた



＊



桃井はガタガタと震え



黒子は眉間にシワを寄せ、
険しい顔をした


二人は、最後尾でキセキの世代一同へ付いて行った

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