twentyfive*不覚6 ページ8
目を開けると……
「白星!起きたか!
大丈夫なのか?」
『ん…あ、緑間くん
だ、大丈夫です』
緑「あぁ
突然倒れたから驚いたのだよ、良かった」
そうやって優しい言葉を掛けてくれる彼を見て
何故か弟を思い出した
『緑間くん…』
緑「ん?どうしたのだよ?」
私は緑間くんの頬に触れた
緑「どっどうしたのだよ!?」
と、驚きの表情をしてほんのり頬が赤かった
緑間くんの頬に触れていた私の手を握った
『柊(シュウ)……』
緑「しゅう……?」
私の目からは涙が出てきていた
そしていつの間にか…
小さく、声を押し殺すように泣いた
緑間くんはただ、
黙って私の背中をさすってくれていた
*.*.*.*.
『すみませっ』
緑「別に良いのだよ
大丈夫か?」
『はっはい…
私の弟…柊に緑間くんがそっくりなので…
思い出しちゃ…て…』
緑「そうか…弟は?」
『もう、なくなっています…』
緑「そうか…すっすまないのだよ!
俺が似ているせいで…」
『いえっ!! 弟に会えたようで…
嬉し泣きでもあります』
緑「そうか、良かったのだよ
ならば、これからは俺を
弟に見ても良いのだよ
遠慮するな
大丈夫だ、傍にいるのだよ」
そう言って、私を引き寄せ抱き締めてくれた
すると目に溜めていた水が溢れ出てきた
『ううっ…みっどりまくっ…グスッ
ありがと…ありがとうございます…』
緑間くんに抱き締められると安心した
緑間くんの不器用な優しさが伝わってきた
そう思っていながら
私は不覚にも胸がドキドキしてしまっていた
*.*.*.*.
しばらくして私は落ち着き、大丈夫と言って緑間くんから離れた
緑「大丈夫か?
弟が恋しくなったら言え
俺が弟の代わりになってやるのだよ」
と言って、照れながらも頭を撫でてくれた
『…あっありがとうございます』
私は深々とお辞儀をした
緑「べっ別にお前のためじゃない!!
ただ泣いてるのを見たくないだけなのだよ!!」
『フフッありがとうございます』
緑「っ…全く…
まぁいい、保健室の先生が、多分貧血だと言っていたのだよ
まだ安静にしろ
昼休み、迎えに来るのだよ」
『ハイッ!!』
緑間くんの言う通りベッドに入って寝た
緑「大丈夫なのだよ
いずれ俺のモノになるのだから」
そう言って額にキスをし、保健室から出て行った
twentysix*夢を見た→←twentyfour*倒れた私
- 金 運: ★☆☆☆☆
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赤司@わかな(プロフ) - そうですよね!ww分かります!w (2015年4月20日 7時) (レス) id: 4cc7206b8c (このIDを非表示/違反報告)
紫希...Shinon...*(プロフ) - 陽華麗さん» 私も嬉しいです♪ わかります!! 違いがあるの、良いですよね〜 なんか先輩って言いたくなります笑 (2015年4月19日 17時) (携帯から) (レス) id: f9de8b1a7e (このIDを非表示/違反報告)
陽華麗(プロフ) - おー!一緒で嬉しいっスU^ェ^Uキセキの世代とは、別の魅力があって(///ω///)♪ (2015年4月19日 10時) (レス) id: e34bf45f7f (このIDを非表示/違反報告)
紫希...Shinon...*(プロフ) - 陽華麗さん» お!一緒ですね!! わかります!! とてもカッコいいです!! (2015年4月19日 10時) (携帯から) (レス) id: f9de8b1a7e (このIDを非表示/違反報告)
紫希...Shinon...*(プロフ) - 赤司@わかなさん» ↓あ、赤司@わかなさんのレスでした!! (2015年4月19日 10時) (携帯から) (レス) id: f9de8b1a7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫希...Shinon...* | 作成日時:2015年3月26日 23時