スパダリクロスくん ページ26
「俺らが怖くなったか?」
ククッと笑うナイトメアは、まさに“
「怖いって、いうか…。うん…なんだろう。そういう人(骨?)たちだって知ってはいるからあんまりダメージはないけど…。なんか、私に凄い優しくしてくれるから、そういうの忘れちゃうな。だから、うん、びっくりしただけ。そうだよね、闇AUだし、これが当たり前か」
なんとなく自分で納得してしまった。
…納得してしまっていいのか私。
「って…いや、待って…?これ、もとはキラー君の服だったんだよね?」
「そうだよ〜?」
にこにこ顔でソファーから顔を出してそう答えるキラー。
んん、待って、じゃあこれを着てたってことだよね…。
「待って無理推しの服に触れるとかやばすぎ。あ、ちゃんと嗅いだら緑茶と血液の匂いの中にキラーくんの匂いも混ざってるかも…」
変態的な思考にたどり着いて、もう一度鼻に布を近づけようとすると、ナイトメアに取り上げられた。
「きたねぇからやめろ、てかそのメンタルはどうなってるんだ」
ったく…と言いながら、布を洗濯機の中に入れてくれる。
夕飯の支度はしないのにそういうのはやってくれるんだ…。
「メンタルって、アンテの二次創作なんて結構エグい描写とか世界観とか多いし、正直結構慣れちゃったよ?」
「Aちゃん…恐ろしい子ッ」
「恐ろしいのはお前だーっ!」
恐ろしいだなんて、闇AUに言われたくない言葉ランキング第一位じゃないか?
「…お話は終わりましたか?じゃ、俺はホラー先輩とマーダー先輩とエラー先輩呼んでくるので、先に食べてていいですよ」
それじゃ、と言って瞬間移動で消えるクロス君。
机に目をやると、すでに3人分のカレーが用意されていた。
「凄い…クロス君…スパダリじゃん」
「違いない」
クロスくんのご厚意に甘え、ソファーのときと同様、ナイトメア、私、キラーの順で並んでお先に夕飯を食べた。
「〜〜〜っ!おいひぃ!」
「ん、いつもどおりの美味さだな」
「クロスのカレー大好きー!」
そういえば…と、ふと二人のお腹を見つめる。
「どうしたの?」
「カレーって液体だけど、骨の二人は大丈夫なのかと」
「あぁ、口に含めばエネルギーになるから問題ないぜ」
「というか、食事なんて体力回復のためだから取らなくてもいいんだけどね〜」
ほぇ…そんなものなのか。
改めてここがゲームの世界であると知らされた気分になった。
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ぺる(プロフ) - 好き過ぎてポッキー吹いた←← (2023年3月13日 13時) (レス) @page10 id: 64abccb79c (このIDを非表示/違反報告)
ぬんぬん(プロフ) - 夢主ちゃんの性格がまんま俺()めちゃくちゃ面白いです!更新がんばです! (2023年1月15日 1時) (レス) @page28 id: d25d8f5d3e (このIDを非表示/違反報告)
むぁ。(プロフ) - mariaさん» コメントありがとうございます!実際は多分お話みたいに綺麗には染まらず、赤黒かったり赤褐色だったりになってしまうのではないかな〜🤔なんて思っています(笑)あくまで妄想上ですのでお許しくださいませ…! (2023年1月14日 11時) (レス) id: c2c6d1f2f8 (このIDを非表示/違反報告)
むぁ。(プロフ) - こおりひめさん» コメントありがとうございます!共感していただいて嬉しいです!せっかくの夢小説ですから、夢主に自分を投影して楽しんでいただければなと…!クロスくんもメア様も素敵ですよね〜(*´ω`*)実際にあったら私も心で叫んじゃうかもしれません(笑) (2023年1月14日 11時) (レス) id: c2c6d1f2f8 (このIDを非表示/違反報告)
むぁ。(プロフ) - haa..さん» コメントありがとうございます!わ〜!そう言っていただけて嬉しいです!おっとhaa…さま!?そちらは天国でございますよッ!戻ってきてくださいませ!(笑) (2023年1月14日 11時) (レス) id: c2c6d1f2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぁ。 | 作成日時:2022年8月16日 16時