【HP短編集】ごちゃまぜ (ページ9)

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イタズラ：双子ページ9

女性主人公
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｢フレッド！ジョージ！｣

｢｢逃げろ！Aが怒ったぞ！｣｣

バタバタと廊下を走っていく双子
それに怒っていたA
隣にいたアンジェリーナは苦笑いしながらAに大丈夫？と声をかけた

｢ハァ、大丈夫じゃないわ。
嫌いならそうと言えばいいのになんでイタズラしてくるのかしら。嫌いな奴にわざわざ自分の時間を無駄にするなんて理解できない。｣

アンジェリーナはつまり好きということでは、と突っ込みたかったがものすごい顔をされるのが目に見えていたのでグッと飲み込んだ。

あの双子がAにイタズラを仕掛けているのは一年の頃からお決まりで、彼女は最初から悪意と嫌いだからという理由でやられてると思っている。
だがアンジェリーナは(というか生徒の大半は)そうじゃないということを分かっている。

｢Aが驚いていい反応をするから構いたくなるんじゃない？｣

｢…なら、無反応になればいいのかしら｣

｢そうしたら彼ら、逆に驚くかも！｣

｢名案ね。流石アンジェリーナ！
私これからあの二人に冷たくするわ｣

アンジェリーナがこの提案をした理由は特にないのだが、強いて言うならあの二人がどんな反応をするのか気になったからだ。驚いた顔をするのか困惑するのか分からないが、とにかくその顔が見たい

一応言っておくと、彼女は決して性格が悪い訳では無い

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