【HP短編集】ごちゃまぜ (ページ7)

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一日前：リーマスページ7

女性主人公
□

｢おはようリーマス｣

｢んん、おはよう｣

彼にコーヒーを出して朝食を並べるとありがとうと朝特有のかすれた声で言う。
窓辺のルピナスが風に揺れている穏やかな朝

｢リーマスは明日からホグワーツね｣

｢あぁ、しばらく会えなくなる｣

｢寂しいわ｣

｢私もだよ｣

寝癖でくしゃくしゃな髪にいつもより伸びた髭、以前より減った顔の傷

｢私がいなかったらまた自分の体を傷つけるでしょう？｣

｢…仕方ないよ｣

｢ダンブルドア先生に私もお願いしますって言えばよかった｣

｢君が先生？きっと似合うだろうね｣

｢貴方ほどじゃないわ｣

きっとリーマスは人気者ないい先生になるだろう。
こんなにユーモアがあって優しい先生、人気にならないはずがない。ホグワーツの先生達は曲者ばかりだから特に。

｢また休暇には帰るさ｣

｢さあ？教師だから分からないわよ。｣

あなたがいない間にめいいっぱい仕事をして生活に余裕を持たせたい。
DADAの先生は一年でころころと変わっていくからきっと、リーマスも一年で辞めるかもしれない。

そうしたらまた、色んなところへ転職して隠れながら暮らす生活に戻るんだろう。
リーマスが先生になってなにか大切なものを掴めたらいい。感じていたらいい。救えたらいい。

｢リーマス、あまり気負いしないでね
何かあれば私本当に飛んでいく｣

｢…それは嬉しいよ。君を飛ばさないようにしっかりしていないとね｣

｢私は会えて嬉しいからいいけど｣

彼は柔らかく微笑むんで甘いコーヒーを飲む。
私には飲めない、甘いコーヒー

｢一日ずっと一緒にいよう。｣

｢ふふ、嬉しい｣

寂しいけれど嬉しいの
あなたが抱きしめてそばにいてくれる
あなたが愛してくれる

寂しげに微笑むあなたがキスをした

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