シングルファーザーの父に 文句と感謝 完結

7.甘えた期 ページ8

受験した高校から出た時、


ﾋﾟﾛﾘﾛﾘﾝ

電話が来たね。


有｢A？受験おつかれー！｣


貴｢大ちゃん。私多分落ちたよ｣


そう、頭が痛くて解けている気がしなかった。



有｢そっか。まぁ、受験はまだある！｣


貴｢うん、そっち頑張るよ｣


有｢うん！ファイト！Aなら、できる！｣


貴｢ありがと笑｣


有｢あ、山田に迎えに来てもらう？｣


貴｢いや、いいよ｣


本当は来てほしかったけどね


有｢え、山田が車の鍵持ってずっと待ってたよ｣


え、来てくれるの？


貴｢お父さん今いるの？｣


有｢今トイレー笑。お父さん、迎えに行こうと収録終わったら時計何回も見て、鍵持ってたよ笑｣


なんか、それ聞くとちょっと嬉しいな。


有｢Aがしんどそうだったのに、受験に行かせるなんて、親失格だな。って落ち込んでた｣


気づいてたんだ。


有｢だから、今日はいいお父さんにさせてあげて？｣



貴｢...うん。｣


貴｢あ、けど、大ちゃん。間違ってるよ。


今日はいいお父さんじゃない。









いつもいいお父さんだよ。｣

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