シングルファーザーの父に 文句と感謝 完結

6.受験期 ページ7

さいわい、いじめられていても、勉強できる空間だったからか、私は賢いのだ！←


受験する高校は、ひとつ。


公立高校の中で東京都では1番賢いところ。


朝起きて、ココアをあちーと飲んでみると←


涼｢A、おはよう。｣


貴｢...おはよ。｣



まだ反抗期なんですが、あのことがあり、挨拶はちゃんとしろ！って言われたから返す


涼｢高校、決まった？｣


貴｢〇〇高校｣


涼｢私立は？｣


貴｢受けない。｣


涼｢いや、受けよーよ。｣


貴｢いや、私受かるし｣


涼｢とにかく、私立も受けなさい。｣


貴｢無理。｣





翌日、


メモがあった。


あぁ、仕事か。朝早くに仕事があったら、お父さんはいつもメモで朝ご飯とか書いてある。


ーーーーー
朝は、ココアとパンです。


あと、私立の〇〇高校に受験料払いました。

受けてね☆

ーーーーー



はぁ？何勝手に払うの？


でも、お金は粗末にしたくない。



受けるしかないのか。








私立受験の日、


私は熱だった。



受験の日なのに！


朝起きるとお父さんがお味噌汁を飲んでいた


お父さんにはバレないようにしなきゃ。


涼｢受験、辞めとく？｣


貴｢は？なに急に。｣



なんなの。


受けろって言っておいてやめる？って。



受けるに決まってるでしょ。




試験は熱のせいか頭が動かなくて、


多分落ちた。

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