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ノーマンside
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ﾄﾝ…ﾄﾝ…ﾄﾝ…
何やら壁に沿って歩数を数えているエマを見つけ、声を掛ける
「エマ、ちょっといい？」
移動した食堂はちょうど皆がいない時間を狙ったため、ガランとしている
「エマの考えを聞きたいんだ。」
「？」
少し抑え気味の声でエマに聞く
「もし…望んで鬼の手先になっている子がいて…その子がスパイをすることでその命を保証されるのだとしたら……
エマはその子を置いて行く？連れて行く？」
「………スパイをすれば出荷されずに生きられるってこと？」
エマの言葉に頷く
僕やレイ、Aだったらきっと置いて行く
けどね、僕の中で脱獄の1番の意義は君がいるからなんだ
だから君の意見を聞きたいんだ
"置いて行く"でも"連れて行く"でも、君の意見が欲しいんだ
ちょっとズルい理由かもしれないけれど、ね
エマは少し考えると
「連れてく」
「！」
堂々と顔を上げ、僕の目を見て結論を告げた
「…たとえ相手が望まなくても？」
「うん！ひっぱってく！
だって私達が逃げたらその子の命が保証されるとは限らないもの。」
言葉が出なかった
彼女はどこまで家族想いで優しいのだろう
「それにね＿＿＿＿」
エマが続けた言葉に納得した
「そっかぁ…そうだよね
エマならそう言うよね！」
やっぱり君は、僕の大好きな
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そんな会話を経て
「どうよ」
現在僕はレイと共にロープの確認をしていた
「………ない……」
「マジか…トイレの方も調べようぜ」
「そっちはさっき調べた」
Aとね
「トイレの天井裏にはちゃんと残っていたよ…」
「じゃあ決まりだな」
ドンとギルダそれぞれに嘘のロープの在り処を教える
ドンには『僕のベッドの下』
ギルダには『2階トイレの天井裏』
そして今、レイと2人で確認出来たココだけ無くなった
「僕のベッドの裏のロープだけなくなった…」
つまりこちらを教えていた人物が
ではなく。
「情報源……いや
僕がそんな単純に仕組むわけがないだろう
それは目の前の君も、
あいつもよく分かってるくせに。
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く ぅ は く 。@別垢 - つ、つづきはっっ…？？？？？！恵んでください続きをおおおおおお！！！！(失礼) (2月8日 15時) (
レス) @page38 id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - うあぁぁぁぁぁぁぁぁ…好きです…！続き待ってます…！！！ (1月16日 18時) (レス) @page38 id: efeff932b9 (このIDを非表示/違反報告)
めい - え？！もっと見たいよ〜！！続き出来れば早く書いて欲しい。。。。(早く読みたいだけ) (1月6日 21時) (レス) @page38 id: 16df366cc3 (このIDを非表示/違反報告)
- 速く続きが見たいです! (9月14日 15時) (レス) @page38 id: fdeee94a5f (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - 初見です！この作品ほんと面白くて好きです、一晩で全部読んでしまった、、、この先の展開が気になりすぎます、！更新してくださると嬉しいです、、！ (7月22日 2時) (レス) id: a670e33e5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るし | 作成日時：2019年3月1日 21時
