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悩んでいると目的のファミレスに着いた




店内に入るとレジに居た店員さんが笑顔で近寄ってきた



店員「何名様ですか?」



そら「人と会う約束をしてるんですけど、店内見てもいいですか?」





店員「はい、大丈夫ですよー。」





大人だな…と感心するなか聞こえてきたのは店員さんの話し声





店員1「さっきのお客さん見た…!?」




店員2「え、見てない…!誰々?」




店員1「ほら、あそこの男性…!」




店員2「イケメーン…!」




そらるさんに向けられる視線は私にとって気分を害するもので




前を歩くそらるさんの袖をそっと握って引っ張った





そら「どうしたの?」




『あの…私…』




少し目線を下げる





『…帰っていいですか?』





そら「っ…ダメ。」





『…何でですか?』




そら「Aちゃんと出掛けられたのが嬉しいから。」




『…!?』




そら「だから、帰っちゃダメ。いい?」




『わ、わかりま、した…。』




聞かなければよかった




後悔が渦巻く中




少しだけ嬉しい気持ちが入り混じる




そら「ほら、歩いて。」





ぎゅっと手を握られる




その手が異様に熱を持つ




離したいけど、離したくない気持ちもある





そらるさんはきっとずるい人だ…。

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アネモネ - 私はものすごくこの作品が好きです。カエデさんの作品はすべて見させていただいています。カエデさんの作品が好きです。これからも頑張ってください(重く考えすぎないでください)。これからも応援させていただきます。 (2020年3月9日 10時) (レス) id: f9b0d9b52e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カエデ | 作成日時:2017年12月24日 20時

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