夜兎家族のアルビノ君

口は災いの元 ページ6

沖田sido




俺ァ聞いてねェ





Aに妹がいたなんて


しかもあのチャイナかよ


「テメぇなんで黙ってたんでィ」

『あれ、俺言ってなかったっけ？第一総悟になにも聞かれてなかったし』

確かに聞かなかったけど……

「兄妹がいる位言いなせェ」

『え〜だって口は災いの元って言うダロ？』

『だから聞かれたこと以外話さなかった』


「たくっ…オメーは」



ぬけてんだか、ぬけてないんだか。



「変な奴」

思わずそう言うとAは(多分)ムっとして


『クソサド変態野郎に言われたくねーよ』




「誰が変態だコラ」





変態は…


「見せモンじゃねーよ」



Aに近づく気持ち悪りィヤロー共だろ

下心が丸見えだバーカ









『すごい目立ってるけど』

コテンっと小首を可愛らしく傾げるA









そうだコイツ馬鹿の上鈍感だった。









狙ってんのか無意識かよくわかんねェけど

ま、きっと後者の方だろう。






「早く屯所に行きますぜ。近藤さんもAに会いたがってたからな」


『は〜い』


『しょうがないからついて行ってやるヨ』と、俺に対して生意気な態度をとるA



「御主人様に対して礼儀がなってねェぞ」


『誰が御主人様だコラァァ！！？』






「いいから、早く行くぞ」



久しぶりにコイツとまたふざけられると思うと









少しだけ









表情筋が緩んだきがした。

赤ずきんちゃん （番外編。→←サドは打たれ弱い

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