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Side- Ryohei
蓮「阿部くんなら分かりましたよね、きっと」
説明してくれるんだよね？と目黒に問い掛けると返ってきたこの言葉。
全く説明になってないんだよ、と溜息。
阿「Aちゃんの義理の弟、だよね？」
蓮「そうっすね、義弟です。説明要らないじゃないっすか(笑)」
終了、と勝手に話を切ろうとするので慌てて止める。
阿「ちょ、ちょっ、それだけじゃないんじゃないの？」
蓮「どこまで説明すればいいっすか？」
あー……
そう言われてしまうと何とも言えない。
確かにあの状況としては義弟です、で完結する。
蓮「佐久間くんは幼馴染み、阿部くんは友達ってAに聞いてます」
１つ引っ掛かりを見付ければそこを掴むしか手立てはなくて…
阿「あの時は呼び捨ててなかったよね」
敢えての笑顔で問い掛ければ、同様に笑顔を見せる。
蓮「阿部くんは何を知りたいの？
俺らの関係？俺の気持ち？
それとも自分が入る隙があるかどうか？」
…なぜ目黒は長年一緒に居る佐久間さえ気付かない事に気付いてしまうんだろうか…。
入る隙があるかとは考えていないけど、確かにAちゃんに抱く感情は目黒の想像するソレであると思う。
蓮「そんな顔しないで下さいよ。ごめんなさい、からかい過ぎました(笑)」
どんな表情していたかなんて自分じゃ分からなくて、何て返答すべきか迷っての無言。
そんな俺を見て目黒は目を細めて優しく笑う。
蓮「俺、Aのこと好きです。それはA本人にも言いました。阿部くんにも、佐久間くんにも渡す気はないですけど……２人共好きなのは変わらないんで、正々堂々いくつもりです」
真っ直ぐにそう言うと、「阿部くんは？」なんて聞いてくる。
阿「俺は初めから諦めてるよ。見守るのが俺なりの…、ね。」
そんな弱さを隠した言い訳のような選択を愛と呼んでしまうのを躊躇った。
Aちゃんも佐久間も大事だから。
二人が幸せであればそれで良い。
だから、玉砕するなんて事もなく気持ちを引きずったまま。
正直、こうして真っ向から突き進める目黒が羨ましい。
好きだから正々堂々、といくにはあまりにも近過ぎた。大切過ぎた。
阿「……ちなみに佐久間は知らないから」
蓮「らしい、ですね」
そう言って笑う目黒。
お前もね、すごくらしいと思う。
年下ながら同じ男として格好良いなぁ、本当。
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ゆゆ(プロフ) - 純さん» ありがとうございます！本当はもっとあっさり終わる予定だったのに、書いているうちにキャラが勝手に…(実際は文章力の問題)。もう少しお付き合い頂けたら嬉しいです！ (2019年10月22日 19時) (
レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - 更新楽しみしてます！！オチどっちなのかめっちゃ気になります！わたし的にさっくんが、、、、これからも楽しみにしてます！ (2019年10月21日 20時) (レス) id: d3ea9b51f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 鈴蘭さん» ありがとうございます！マイペースながら更新していきたいなと思っています。ピュア感が出せるか分かりませんが、上手いこと流れに組み込めたら良いなと思います。 (2019年10月13日 14時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - とても面白くて続きが楽しみです！ちょっとピュアな流れが見たいです。無理せずマイペースに更新お願いします!! (2019年10月12日 15時) (レス) id: fb3e710945 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - めめさん» ありがとうございます！はたして私が甘いのを書けるのか疑わしいところですが話の流れでご希望に添える事が出来そうであれば挑戦してみます← (2019年10月11日 20時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ | 作成日時：2019年9月8日 11時
