雑談in厨 ページ8
長谷部side
燭台切「さ、長谷部くん。どうぞ」
長谷部「おい何の真似だ」
燭台切「何って、料理だよ。筑前煮」
長谷部「それはわかっている。だが何故俺なんだ！」
燭台切「じゃあ長谷部くんはあの喜び極限状態の博多くんたちに作ってって言えるの？」
長谷部「言えるわけないだろ」
燭台切「だから、消去法で長谷部くんなんだよ。日本号さんと日光さんは戦力外だからね。それに、長谷部くんは料理であの子を喜ばせれば良いじゃないか」
長谷部「あいつはきっと食べるより戦の戦略を考える方が好きだぞ」
燭台切「まだ人の姿を得てから何も食べてないだろうからわかんないよ！・・・ていうかさ、あの子、女の子？」
長谷部「みたいだな。やはり女だったか」
燭台切「えぇ！？女の子ってことは、主、相当喜んだんじゃない？」
長谷部「あぁ。元々中性的な顔立ちをしていたが」
燭台切「え、待って。長谷部くん相当鈍くない？」
長谷部「何故そうなる」
燭台切「だって昔から一緒にいるのに、気づいてなかったって・・・。それに、あれくらいの身長の子は声変わりしてないとおかしいよ」
長谷部「・・・確かに」
あれくらいの奴は大体声が低い。
速く気づくべきだったな。
燭台切「鳴狐くんと同じくらいだよね。打刀？」
長谷部「あぁ」
燭台切「刀派は堀川？」
長谷部「あぁ」
燭台切「通りで。山姥切くんに似てると思ったんだよね」
長谷部「似てるか？」
燭台切「うん。パッと見だったけど髪色とか。瞳の色は山伏くんかな？」
確かに。
あいつの右目は山伏と同じ赤だ。
左目は・・・？
燭台切「左目って、どうなってるんだろう」
長谷部「気になるよな」
燭台切「うん」
長谷部「元は藤色だったんたがな」
燭台切「そうだったの？」
長谷部「あぁ。いつ変わったんだ？少なくとも、黒田にいたときは藤色だった」
燭台切「顕現したときに変わったのかもね」
長谷部「そういうものか？」
燭台切「案外ね」
長谷部「もしかしたら、堀川と同じ水色かもしれないな」
燭台切「かもね。あんなに国広の刀たちの色味を持ってるんだもん」
長谷部「・・・そうだな」
燭台切「え、何々？長谷部くん。悲しいの？」
長谷部「そういうんじゃない！ただもうあの綺麗な色が見れないと思うと残念だっただけだ！」
燭台切「そういうことにしておくよ」
長谷部「事実だ」
本当に、あいつの瞳の色は綺麗だった。
まるで藤の花が、本当に目の中にあるような、そんな色だった。
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兼さんの耳飾り - 朝桐さん» これからも頑張っていきたいと思います！応援、ありがとうございます！ (12月3日 10時) (
レス) @page47 id: 36ec43f1b9 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - 最新話、エモすぎです！！陰ながら応援しています。Fight！です！ (12月2日 7時) (レス) @page46 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年8月21日 21時
