お昼ご飯 ページ50
黒田side
堀川「兄妹、どうしたの！？」
お昼ご飯を作っている途中だったのか、包丁を持ってきた兄妹。
虫は私が遠くにぶん投げた後だったので、手には残っていない。
黒田「いや。虫が怖かっただけだよ」
堀川「そっか。良かった。水分補給、しっかりね」
黒田「うん」
兄妹が戻っていく。
じとっと、日光を見る。
日光「な？意外と触れただろ？」
黒田「もう二度と触りたくないけどね」
それからしばらくして、博多と厚が呼びに来た。
博多「黒田！お昼食べ行こ！」
黒田「うん」
厚「初めての内番、どうだった？」
黒田「けっこう疲れた・・・」
厚「午後も頑張れよ」
黒田「うぅ。やだー」
博多「俺たちも手伝っちゃーけん」
厚「長谷部も気分転換に連れていこうぜ」
博多「それよかね！なら、日本号のおいしゃんや小夜にも声かけてみよ。五月雨も誘ってみんね」
黒田「はやく終わりそうやね」
ちょっとやる気出てきた。
厚「ははっ。黒田の目が輝いてる」
お昼は、魚の塩焼きと煮物だった。
黒田「そんなに食べれないんだけど・・・」
ご飯をよそってくれている鶴丸に声をかける。
鶴丸「いやいや。いっぱい食べて力をつけろ、新入り」
黒田「だから、そんなに食べれないって」
残すのもちょっと悪いし。
長義「鶴丸。新入りをいじめるんじゃない」
鶴丸は少し驚いたように山姥切を見る。
鶴丸「きみが新入りに優しくするなんて珍しいな」
長義「いつもは優しくしていないみたいな言い方はやめてくれ」
鶴丸「すまんすまん。ほら、これぐらいでいいかい？」
黒田「あ、うん。ありがとう」
空いてる席に行くと、山伏の兄妹がいた。
兄妹のお茶碗には、私の三倍くらいのご飯が入っていた。
他のおかずの量も倍ある。
黒田「兄妹、すごいいっぱい食べるね」
山伏「拙僧は、これぐらい食べぬと腹が満たされなくてな。だが、この本丸には、拙僧より食べる者がたくさんいるぞ」
黒田「え・・・」
私とは体の作りが違うのかもしれない。
胃袋が四つあったりして。
山伏「カッカッカ。拙僧に比べ、兄妹は食べる量が少ないな」
黒田「うーん。兄妹みたいにはたくさん食べれないかな」
山伏「まぁ、まだ食べれそうならおかわりをすればよい」
黒田「うん」
昼食を終え、また畑に出る。
今度は、博多たちも一緒だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
兼さんの耳飾り - 朝桐さん» これからも頑張っていきたいと思います！応援、ありがとうございます！ (12月3日 10時) (
レス) @page47 id: 36ec43f1b9 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - 最新話、エモすぎです！！陰ながら応援しています。Fight！です！ (12月2日 7時) (レス) @page46 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年8月21日 21時
