懐かしい ページ47
黒田side
皆夕飯を終え、広間から出ていく。
三日月「黒田。先程は良い舞だったぞ。また頼む」
黒田「ありがとう。平安生まれのおじいちゃんにそう言ってもらえて嬉しいよ」
主が駆け寄ってきて
主「くーちゃんっ！！」
と、抱きしめる。
黒田「主？どうしたと？」
主「私、思い出したよ。刀の勉強始めた理由」
興奮気味に話す主。
主「ちょっと刀見せて」
黒田「え、まぁいいけど。怪我せんでね」
主「わかっとーって」
刀を受け取り、鞘から抜く主。
主「あぁ。懐かしいなぁ・・・」
そんなじっと見られると照れるんだけど。
主「小学一年生やったっけ。親に連れられて、博物館に行ったんよ。初めは、全く刀に興味がなかったんやけど、長谷部や日光を見ていくうちに、どんどん興味を持ち始めて。・・・私が刀を好きになったのは、黒田国広を見てからなんよ。あの綺麗な姿、絶対に忘れんって思いよったのに、いつの間にか忘れとった。ごめんね」
黒田「そりゃこんなに名刀が揃っとるっちゃけん、私のことなんて忘れて当たり前やろ」
主「うぅー。なんでそんな冷たいこと言うと！確かに、ここはたくさん有名な刀がおって、審神者業やっとって忙しくてしばらく忘れとったけどさ。・・・また、見たかったんよね」
懐かしそうに目を細める主。
でも・・・
黒田「これからはいつでも見られるけん、もう、そんな見らんといて・・・」
そんなじっと見つめられると、恥ずかしい。
主「なんで？いいやん別に」
黒田「恥ずかしいと・・・」
主「恥ずかしい？」
堀川「ほら、兄妹はまだ顕現したばかりで慣れてないから」
山伏「カッカッカ。拙僧らにも、そのような頃があったなぁ」
どこからか現れた兄妹たちが助けてくれる。
主「あ、そっか」
国広「それに、そんなに傑作を見たいなら俺を見ればいいだろ」
主「まんばは見慣れたからいい」
国広「失礼な」
主「あ、そうだ。くーちゃん、明日畑当番に組んどいたけんはよ寝ときーね」
黒田「了解」
国広「当番の相手は？」
主「なんでそんなこと聞くの？」
国広「相手が相手だったら、俺と兄弟で手伝おうかと」
主「心配しないでだいじょーぶ！日光(黒田組巻き添え+私)だから！」
なんか副音声っぽいのが聞こえたんだけど。
国広「なら良し」
逆に誰だったらダメだったんだろう。
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兼さんの耳飾り - 朝桐さん» これからも頑張っていきたいと思います！応援、ありがとうございます！ (12月3日 10時) (
レス) @page47 id: 36ec43f1b9 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - 最新話、エモすぎです！！陰ながら応援しています。Fight！です！ (12月2日 7時) (レス) @page46 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年8月21日 21時
