渾名 ページ5
黒田side
乱藤四郎という刀に本丸という場所を案内してもらう。
結構広いお屋敷なのかも。
さっきからいろんな場所を回っている。
そして色んな人に話しかけられた。
やはり、女の姿は珍しいらしい。
私が困ってると、乱ちゃんが「もう！黒田さん困ってるでしょ！そんなに可愛い子が見たいなら、ボクを見てなよ」と、言って助けてくれた。
ちょっとカッコいいな、と思った。
乱「黒田さんは名前の通り黒田家にあった刀なの？」
黒田「そうだよ。私は如水様が持ってた杖の仕込み刀だった。だから、そのために軽く細く作られたんだよ」
乱「確かに、鳴狐さんと比べたらちょっと細いかも」
黒田「こんな軽くて細くても、岩に叩きつけても折れなかったから、頑丈さには自信があるよ」
乱「えぇ！？岩に叩きつけても！？」
黒田「うん。凄いでしょ」
乱「うん！・・・あ、ついた。ここが国広部屋だよ。多分黒田さんもここの部屋になると思う」
黒田「国広・・・」
乱「ここには他に三振り国広の刀がいてね、初期刀 打刀の山姥切国広、太刀 山伏国広、脇差 堀川国広。皆極だよ」
黒田「極？」
乱「うん。修行に行ってきたんだよ。あ、因みにボクは初鍛刀だよ。ボクも極」
黒田「それって、何か良いことなの？」
乱「うん。極の修行に行った刀たちは己のあり方に向き合ってきた。だからこその強さを手に入れた」
黒田「黒田の皆も行ったの？」
乱「うん。ただ、日光さんは解禁されてないから行けないけど」
黒田「ふーん。負けてられないな」
乱「頑張って！応援してるよ、黒田さん」
黒田「ありがとう。・・・黒田さんって何か変な感じするから、普通に呼んで。何か、渾名とかで」
乱「んー。渾名かぁ・・・。あ、くーちゃんっていうのはどう？」
黒田「くーちゃん？」
乱「そう！黒田のくを取ってくーちゃん」
黒田「ふふっ。何だか可愛い。ありがとう乱ちゃん」
乱「どういたしまして。そろそろまんばちゃんたちが戻ってくると思うから部屋で待ってなよ」
黒田「うん、そうする。案内ありがとう、乱ちゃん」
乱「お安い御用だよ！」
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兼さんの耳飾り - 朝桐さん» これからも頑張っていきたいと思います！応援、ありがとうございます！ (12月3日 10時) (
レス) @page47 id: 36ec43f1b9 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - 最新話、エモすぎです！！陰ながら応援しています。Fight！です！ (12月2日 7時) (レス) @page46 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年8月21日 21時
