審神者恐怖症の主 二 ページ33
昔の主side
国広「絶対に、ここから動くなよ。誰かに連れていかれそうになったら、大声で叫ぶこと。いいな？」
主「わかっとーよ。ていうか、ここ演練中の審神者しか入れんっちゃけん、連れてかれることはないと思うんよ」
国広「通訳」
長谷部「わかってる。ここは演練中の審神者しか入れないから連れていかれることはないと思う」
国広「だとしてもだ」
主「はーい」
国広「よし。行くぞ」
演練が始まった。
形勢は此方が有利。
審神者「・・・何でガキの審神者の刀なんかに負けてんだよ」
主「え」
審神者「あらごめんなさい。貴方、審神者を初めて何年？」
主「ま、まだ半年くらいです」
審神者「半年？たったそれだけの審神者に負けなくちゃならないの？・・・初期刀は、山姥切国広？」
主「はい」
審神者「ねぇ、うちの国広と交換しない？」
交換・・・？
審神者「うちの国広は本当にポンコツで、貴方の所と交換してほしいなって。ほら、貴方の本丸はまだ半年しか経ってないんだから、思い入れなんてないでしょ？だから、お願い」
思い入れなんてない？
そんなわけない。
不器用なのに、私がお腹すかせたら不格好なおにぎり作ってくれるし、私の本丸を支えてくれてるのだってまんばだ。
ずっと、隣にいてくれるって約束した家族。
交換してって言われても絶対にしない。
主「い、嫌です」
審神者「は？」
主「ま、まんばと約束したんです。ずっと、隣にいる。いてくれるって。だから、そんな約束を破るなんてこと、できません。だから、ごめんなさい」
パンッと、乾いた音がした。
しばらくして、頬がじんと熱くなってきた。
叩かれたとわかるまで、しばらく時間がかかった。
審神者「何よそれ。たかが半年の審神者が口答えしてんじゃないわよ！」
主「でも、交換なんて嫌です！絶対にしません！」
自然と涙が溢れてくる。
審神者って、こんなに怖い人ばかりなの？
違う。前に相手をしてくれた審神者さんは優しい人だった。
審神者「ほんっと生意気。どうせ国広はあんたなんか大切に思ってないわよ！」
ぐっと胸ぐらを掴まれる。
怖い。
怖いよ。
助けて、まんば！
ガチャッと、ドアの開く音がした。
国広「・・・おい。何をしている」
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兼さんの耳飾り - 朝桐さん» これからも頑張っていきたいと思います！応援、ありがとうございます！ (12月3日 10時) (
レス) @page47 id: 36ec43f1b9 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - 最新話、エモすぎです！！陰ながら応援しています。Fight！です！ (12月2日 7時) (レス) @page46 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年8月21日 21時
