いざ観光へ ページ22
黒田side
黒田「わあぁ」
高い建物。
辺りをものすごい速さで走る鉄の塊。
そして何より、人の多さ。
これが、身分差のない現世・・・。
人々は皆、笑い合っている。
女子「あ、左庭さんおはよー」
主「おはよー。それじゃあね、まんば、くーちゃん！」
国広「あぁ」
黒田「行ってらっしゃい」
国広「今日は随分早く会ったな・・・よし。兄妹、ここは福岡だ。何処か行きたい所はないか？」
黒田「え、行っても良いの？」
国広「あぁ。ちょっとくらいなら大丈夫だ」
黒田「じゃあ、福岡城跡。今、どんな風になってるのか気になってて」
国広「移動時間を含めると丁度良い時間になるな。行きたいところはそこだけか？」
黒田「うん」
国広「よし。行くとするか」
国広「城内に入るチケットを買ってくる。ここで待っててくれ」
黒田「わかった」
列に並ぶ兄妹。
金髪って、結構目立つなぁ。
少し帽子を深くかぶる。
男「ねぇねぇきみ。かわいいねぇ。一人？おにーさんたちと何処か行かない？」
知らない人たちに声をかけられた。
ついていかない方が良いよね・・・。
黒田「ごめんなさい。待ってる人がいるので」
男「えー。いーじゃんちょっとくらい」
男「そーそー。どうせ一人なんでしょ」
黒田「だから、待ってる人がいるんです」
国広「おい」
絶対零度より低い声色。
国広「兄妹に何をしている」
男「い、行こーぜ」
男「お、おう」
明らかにビビって逃げていく男たち。
国広「なにもされてないか？兄妹」
黒田「うん。ありがとう兄妹」
国広「まったく。乱より話しかけられる確率が高いんじゃないか？一人にするのは危険だな・・・」
黒田「き、気を付けます・・・」
国広「ああいう輩は気を付けていても話しかけてくる。そういうときは、その場から動かず、俺たちの助けを待て」
黒田「了解です」
国広「なら城内に入るぞ」
黒田「うん」
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兼さんの耳飾り - 朝桐さん» これからも頑張っていきたいと思います！応援、ありがとうございます！ (12月3日 10時) (
レス) @page47 id: 36ec43f1b9 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - 最新話、エモすぎです！！陰ながら応援しています。Fight！です！ (12月2日 7時) (レス) @page46 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年8月21日 21時
