歓迎会 四 ページ12
黒田side
鶴丸「それにしてもきみは異国の者のような見た目をしているな」
黒田「それ貴方が言う？」
それにここは随分と異国の者のような見た目の人が多いと思う。
黒田「まぁ強いて言うなら、元の主、如水様がキリシタン大名だったからかな」
三日月「それに、お主は国広の刀の色味をよく持っておる」
堀川「・・・」
少し、兄妹の表情が暗くなった気がした。
気のせいかもしれないけど、ほんの少し。
黒田「兄妹の金髪に赤い瞳・・・。誰か手鏡持ってない？」
？？「俺ので良ければ貸すよ」
黒田「ありがとう。初めましてだよね？私は黒田国広。よろしく」
？？「俺は加州清光。よろしくね、黒田。はい手鏡」
黒田「どうも」
さらっと、右の髪をかき上げる。
鏡で見えたのは、水色の瞳。
三日月「おぉ」
鶴丸「随分とカラフルだな」
黒田「兄妹と同じ水色だね」
堀川「・・・っうん！」
鶴丸「このカラフルさ、青江に負けないな。おーい！青江！」
？？「フフフ。お呼びかな？」
耳元で声がする。
後ろを恐る恐る見る。
と、そこには・・・。
黒田「ゆっ・・・！！？」
思わず兄妹(山伏)の後ろに隠れる。
？？「あぁ。出てきてしまったのかい？ダメじゃないか。勝手に出てきちゃ」
普通に女の幽霊と会話する青江と呼ばれた人。
皆は別段驚いた様子はない。
え、何？日常茶飯事なの？
国広「青江。兄妹が驚いてるからやめてくれ」
青江「あぁ。わかったよ」
すぅっと消える女の幽霊さん。
山伏「兄妹は以外と怖がりであるな」
黒田「あんなん誰でも最初に見たら怖がるやろーもん！」
青江「へぇきみは方言を話すんだ。可愛いね」
黒田「方言を話す人は珍しくないんじゃないの？」
加州「んー。あまりいないからね」
青江「で、鶴丸さん。何の用だい？」
鶴丸「いやな、オッドアイといったら青江だろと思ってな」
青江「何故そういう発想になったのか聞きたいな」
黒田「私がオッドアイだからですかね」
青江「へぇ、綺麗な色じゃないか」
鶴丸「それで青江を思い出したって訳だ」
堀川「うーん。兄妹の方がちょっとカラフルですね。髪色も合間って」
青江「僕のはちょっと地味かな？」
右の髪をかき上げる青江さん。
青江さんの右目は赤色だった。
黒田「そんなことないですよ！薔薇という異国の花の色みたいで綺麗です」
青江「ありがとう。ところで、何で敬語？」
黒田「・・・」
ちょっと怖いから、なんて言えない・・・。
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兼さんの耳飾り - 朝桐さん» これからも頑張っていきたいと思います！応援、ありがとうございます！ (12月3日 10時) (
レス) @page47 id: 36ec43f1b9 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - 最新話、エモすぎです！！陰ながら応援しています。Fight！です！ (12月2日 7時) (レス) @page46 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年8月21日 21時
