歓迎会 三 ページ11
黒田side
歌仙と主が言い合いを始める。
主「えぇー。良いじゃん！たかが昔のことでしょ」
歌仙「されど昔のことだ！」
小夜「別に聞かれて困ることはないと思うけど・・・」
歌仙「大有りだよお小夜！」
？？「おいおい。また歌仙と主は喧嘩しているのかい？」
？？「はっはっは。元気なのは良いことではないか」
堀川「鶴丸さん、三日月さん」
国広「この喧嘩、あと三十分は続くな」
三日月「いやいや。小一時間だろう」
鶴丸「その前に歌仙が酔い潰れる」
黒田「えぇっと、貴方たちは・・・？」
鶴丸「おぉすまん。俺は鶴丸国永だ」
三日月「俺は三日月宗近だ」
黒田「私は黒田国広。よろしく」
三日月「ふむ。中々愛らしい見た目をしておるではないか」
ずいっと近づいてくる三日月。
思わず後ずさる。
三日月「赤の瞳が綺麗だな。右目はどうなっておるのだ？」
黒田「え、え！？ちょっと待って！！」
長い右の前髪を上げようとしてくる。
国広「やめろ三日月。そんなに綺麗なのが見たいなら俺を見ておけ」
鶴丸「ほーんと、変わったよなぁ山姥切は」
堀川「はい。それまでは、『綺麗とか言うな・・・』って言って顔隠してましたもんね」
黒田「え、何それ。詳しく知りたいな」
堀川「兄弟、昔は写しだっていうのがコンプレックスで、ずっとウジウジしてたんだよね。でも、修行に行って、こんなに逞しくなって帰ってきたんだよ」
鶴丸「逞しくというより図太くな」
国広「そういうお前は儚くというよりカッコよくなって帰ってきたよな」
鶴丸「きみ、たぶんそれ嫌味でも何でもないぞ」
国広「褒めたんだが？」
鶴丸「いいか黒田、覚えておけよ。これが修行から帰ってきて刀剣たらしになった初期刀だ」
国広「思ったことを言うまでだ」
堀川「たまに余計なこと言って長義さん怒らせてるよね」
黒田「でも、思ったことを言えるっていうのはいいと思うよ。でも、それが人を怒らせるかどうかとは別だけどね」
鶴丸「黒田は無自覚刀剣たらしだな。やんわりと止めを刺しに来る」
黒田「何を言っているの？」
三日月「うむ。見た目と合間って攻撃力が高かろう」
黒田「何を言っているの？？」
堀川「要するに、兄弟とは方向性が違うけど、兄妹も刀剣たらしだよってこと」
黒田「むぅ。解せぬ」
鶴丸「いや、刀剣たらしというより刀剣女士だ。今再認識した」
三日月「はっはっは。華があっていいな。これは賑やかになるぞ」
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兼さんの耳飾り - 朝桐さん» これからも頑張っていきたいと思います！応援、ありがとうございます！ (12月3日 10時) (
レス) @page47 id: 36ec43f1b9 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - 最新話、エモすぎです！！陰ながら応援しています。Fight！です！ (12月2日 7時) (レス) @page46 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年8月21日 21時
