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怖さを紛らわせようとして何故かマザーグースを歌うAを物理的に黙らせ、軽く周囲を見回す。"帳"が下りてるのに呪いの数が少ない…。いや、いるのに襲ってこない。乙骨(コイツ)がいるからか…?



そしてA、静かだと怖いからって君が代を歌うんじゃねぇ。怖さが倍増しそうなマザーグースよかマシとは言え、オマエの選曲のチョイスが可笑しいだろ。夜の学校で国歌聞きながら校内歩くってなかなかシュールだぞ。



もう1度刀の柄で黙らせると、乙骨に「おい」と声をかける。ビクッと驚いた乙骨は「はい!?」と返事をした。




「オマエら、何級だよ」

「え?」

『英検??』




揃って首を傾げた2人に、やっぱコイツらは元一般人で、この世界とは遠い存在だったんだなと再認識する。まあ今となっちゃ関係ねぇか。




「呪術師には4〜1の階級があんだよ」

「でも僕たち呪術高専来たばっかだし」

『そんなんあるのかな…』

「あー、もういい。学生証見せろ。バカ目隠しから貰ったろ」

『バカ目隠し…』

「なんか言ったか?」

『イエナニモ』




「はいどうぞ」と渡された学生証を受け取って確認する。ま、前歴なしで入学なら4級だろうな…と思いながら見ると、案の定Aは4級だった。一方乙骨は…と見て、しばし固まってしまったのは仕方ないと思う。



特級!?

特級って…1級の更に上だよな?こんなん冗談でしか聞かねーレベルだろ!!



乙骨の階級に思わず気を取られていると、『真希ちゃん!!』とAに肩を掴まれ意識が浮上する。『後ろ…』と指を差す方を見て私の視界に呪霊が映ったと同時に、その呪霊によって学校の外へと吹き飛ばされた。




「クソッ!無駄にでけぇな!!」




そう悪態をつきながら空中で体制を整えると、呪霊が大きく口を開けたのが見えた。げ!とは思っても重力には逆らえず。

そのまま呪霊の腹の中へと落ちていった。

✿→←✿



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設定タグ:呪術廻戦 , 乙骨憂太 , 平穏がどんどん遠ざかる主人公   
作品ジャンル:アニメ
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おもち食べたい(プロフ) - 奏天さん» 夏油さんの腕の中ですね。表現が分かりづらくてすみません…! (2022年1月22日 23時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
奏天(プロフ) - おろせってどこにいるんですか (2022年1月22日 10時) (レス) @page45 id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - 天霧さん» ありがとうございます!少ーしずつですけど最強への道に一歩ずつ近づいてる…?かもしれないですね(笑) (2022年1月21日 22時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 新しい更新読ませてもらいましまた。少しずつですが夢主ちゃんが強くなつてっますね。夢主ちゃんが真希さんの怪我治せて良かったです。夢主ちゃん最強になれるね。次の更新待ってます頑張ってください応援してます! (2022年1月21日 11時) (レス) @page45 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - Mqlさん» ありがとうございます!思いつきでできた話なのに、そう言って頂けてとても嬉しいです! (2022年1月20日 22時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち食べたい | 作成日時:2022年1月3日 18時

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