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No.20 ページ20

私「…はい」



腕を掴まれたまま店内へ入っていく。




個室へ通されて、やっと離された腕。





F「あ、ずっと掴んでたね、ごめん」




私「全然、大丈夫です」




F「何食べる?ここ結構なんでも美味しいらしいんだよ、迷っちゃうよねー」






誤魔化すようにメニューに目を通す。






それぞれ頼んでまたたわいもない会話をする





F「ねぇ、こんなこと聞くのは変かもしれないけどさ…」




私「なんですか?」




F「最近恋してる?」






私「へっ?」






質問が意外すぎて変な声が出た。






F「あ、嫌だったら答えなくても大丈夫なんだけどさ…どうなのかなって」






私「恋……ですか。」






どう答えればいいの…








でもここで変に答えなかったらきっと…







私「好きな人はいます。」






F「………それってさ」







どうしよう。こわい。









店員「失礼致します。おまたせしました」





なんとも絶妙なタイミングで来た店員さん。




F「あ、ありがとうございます」





流れる沈黙…固まる体…





F「美味しそうだねー、たべようよ」




私「あ、はい」




何かを察したように背けた話題。




F「ん!おいしいよ!」




私「ほんとだ、おいしいです」




F「俺もさ、いるんだ。好きな人」





私「……そうなんですか?」





F「そう、すごくカワイイ子なんだよね。」





私の顔は見ずに、料理に目を向けながら話す






F「どこが好き、とか無くてただ守ってあげたいっていうかそばにいてほしいって思う」




私「…そんなこと私に話していいんですか」




F「…うん、ほら、普段言えないからさ(笑)」




私「あ、確かに…(笑)」





藤ヶ谷さんは私のことについては






あれ以上何も聞かなかった。

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ゆうな(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます!!温かいお言葉に感謝しています。これからもよろしくお願いします! (2019年2月12日 8時) (レス) id: 9e5a9f8132 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 完結しましたね!おめでとうございます。終わってしまうと寂しくもなりますが、これからも頑張って下さい。ゆうなさんの次の作品楽しみに待ってます! (2019年2月11日 22時) (レス) id: fe51da5a46 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます!早速入れました(笑)ご指摘ありがたいです。これからもよろしくお願いします!! (2019年2月3日 15時) (レス) id: 9e5a9f8132 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - こんにちは。この作品とっても好きです!なので、もっと他の人にも目に止まるように、タグのとこにKis-My-Ft2を入れてみてはいかがですか?余計なお世話をすみません…。これからも頑張って下さい! (2019年1月31日 15時) (レス) id: fe51da5a46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうな | 作成日時:2019年1月10日 0時

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