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No.19 ページ19

私は楽屋を出て彼に連絡を送った。




私「藤ヶ谷さんとの話し合いちょっと長くなりそう」




T「なんで?」




私「なんか予約してたお店があるんだけど一緒に行く人が行けなくなったからって」




T「あ、横尾さん?」




私「うん、らしい」




T「りょーかい、アイス食べてもいい?」




私「いーよ、ソーダのやつばっかりはダメだからね!」




T「帰ってくるのが遅かったら全部いなくなってるかも」




私「だめ!」









思わずスマホを見ながら笑ってしまう。






いつもくだらないやり取りしかない。








でもこれがすごくすき。




F「おまたせ」




私「あっ、早かったですね」







画面を胸に押し当てて、必死に隠した。






F「なにみて笑ってたの?(笑)」




私「あ、笑ってました…?」




F「うん、なんか、優しい顔で笑ってた」




優しい顔か…彼は私の癒しだからな…





私「そんなことないですよ、行きましょう」




F「いこー」






初めて乗る藤ヶ谷さんの車。






私「良い香り…」






彼とは少し違う、藤ヶ谷さんって香り。






F「いいよね、俺これ好きなんだ」







自慢げに笑いながら、車を発進させる。





F「今から行くとこすごく美味しいんだ」




私「そうなんですか」




F「そうそう、楽しみにしてて」




私「はい!」





お店に向かう車内ではたわいもない会話で




笑わせてくれる藤ヶ谷さん。




だけど、やっぱり頭には彼がいた。




彼しかいなかった。







お店について、車から降りると





すごく可愛らしいお店が目の前にあった。







私「かわいらしいお店ですね!」



F「でしょ、気になってたんだー。」



私「なんか、もっとお高めな感じだと思ってました(笑)」



F「やっぱそういうイメージあんのかな(笑)」




私「ありますね。」






お店に入りながら笑い合って歩く。




ふと頭に浮かんだマスコミの存在。






私「あっ……。」



F「ん?どうした?」




私「……マスコミとか…まずいですよね」





藤ヶ谷さんから遠ざかろうとすると









掴まれる腕…。









F「ここは目立たない場所だから大丈夫。」









その目は離れないでと言ってるみたいで。









私「そう、なんですか…?」








F「そう、なんですよ。だからいこ?」

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ゆうな(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます!!温かいお言葉に感謝しています。これからもよろしくお願いします! (2019年2月12日 8時) (レス) id: 9e5a9f8132 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 完結しましたね!おめでとうございます。終わってしまうと寂しくもなりますが、これからも頑張って下さい。ゆうなさんの次の作品楽しみに待ってます! (2019年2月11日 22時) (レス) id: fe51da5a46 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます!早速入れました(笑)ご指摘ありがたいです。これからもよろしくお願いします!! (2019年2月3日 15時) (レス) id: 9e5a9f8132 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - こんにちは。この作品とっても好きです!なので、もっと他の人にも目に止まるように、タグのとこにKis-My-Ft2を入れてみてはいかがですか?余計なお世話をすみません…。これからも頑張って下さい! (2019年1月31日 15時) (レス) id: fe51da5a46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうな | 作成日時:2019年1月10日 0時

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