落書きと我が子たちの写真集よ☆ (ページ20)

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決戦が開始してから四日後。
真っ先に飛び出して行った一般兵達は、戦えるものが3分の1にまで減っていた。
普段よく戦場で組んでいるチームに分けて配置した戦闘員たちも、1部は健闘していたが敗北の一途を辿った。
赤子の手をひねるより簡単に、目の前にいた敵に飛びかかった矛と海遊…匠族が倒された。
物理や魔法を使う戦闘において圧倒的な武力を誇る爆弾魔のような彼女らも、プログラムコードに接触されてしまえばあっという間だった。
敵ではあるものの、良き友人でもある彼は、僕の目の前で彼女らを倒し、こちらを見て笑う。
その横に推しを見つけて、不意打ちに思わず萌えてしまったのは僕だけの知る秘密の話。
神殺たち兄妹は比較的倒しやすそうな者へ向けて飛びかかって行った。
殲滅と同時にサポートを得意とする彼ららしい選択。
それでも相手の圧倒的な腕力には勝てず、神殺が重傷を負った。
ストーカー三兄弟の1人はほぼ非戦闘員と言ってもいいほどか弱いが、上手く連携をとり、露出している敵のソウルを執拗に狙い続ける。
しかし、それも長くは続かず、全員が鋭く切りつけられた跡を体に残してストーカーの姿へと戻った。
煌炎、竜妃を筆頭とした石龍、迅翼、虐撲たち竜族は白っぽいモフモフの敵と赤いマフラーをたなびかせた敵を追いかけ回し、その巨体で攻撃を繰り広げていたが、しばらくして疲れ果て、その瞬間に無力化された。
最後に残るは瞬鋭、氷期、白泣、虚無、そして僕。
一体の敵を5人で叩くも、彼の仲間も黙っていない。
逆に数で押され、白泣と僕が残った。

これで終わりだよ、と彼女は暗い雰囲気のまま、無理やり笑って見せた。
僕は沈黙するしかなかった。

─古い記録レポート第3685章より─