87話隊律違反 ページ40
「さぁ冨岡さんどいてくださいね」
「…俺は嫌われてない」
その場がピシッと凍りついた
え…そっちに反応するの？
なんとも気まずい空気の中、女の人は眉を下げ申し訳なさそうな顔をした
「あぁそれ…すみません嫌われている自覚が無かったんですね。余計なことを言ってしまって申し訳ないです」
女の人の言葉に今度は冨岡さんだけが凍りついた
「お嬢さんに坊や」
「はいっ」
冨岡さんから私達にヒソヒソと内緒話をするように話しかけてくる
「お二人が庇っているのは鬼ですよ。危ないから離れてください」
『違う…』
「はい？」
『確かにこの子は鬼だけどそれよりも前に禰豆子は私達の妹』
「…まぁそうなのですか可哀想に…では＿＿苦しまないよう優しい毒で殺してあげましょうね」
「……」
やっぱり聞く耳を持たないか…どうしようこの人私達より強い
しかも私達はこの怪我だから相手にすらならないだろう
「動けるか」
『「！！」』
「動けなくても根性で動け妹を連れて逃げろ」
「！！冨岡さん…」
禰豆子は意識がないし炭治郎もかなり酷い怪我をしてる
私はまだ身体中の痛みが治まらない。でも体力は大分回復した。今、まともに動けるのは私だけ…
だから…！
『冨岡さん…ありがとう』
ダッ
怪我が酷い炭治郎を背負い禰豆子を抱え走り出した
「これ、隊律違反なのでは？」
「…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 220人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るるら - とても面白いです！ でも月の呼吸は上弦の壱が使用していたような…？ (2020年3月31日 8時) (
レス) id: 6dcd13d9c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき姫2(プロフ) - ジュラさん» 本当ですね！教えてくれてありがとうございます！ (2019年9月20日 18時) (レス) id: 232f9af604 (このIDを非表示/違反報告)
ジュラ(プロフ) - いつも小説を楽しみに見ています!!とても面白い作品で、続きが気になって仕方ありません!!そして早速なのですが誤字を見つけました。煉獄杏寿郎の｢ごく｣の字が違います。｢国｣ではなく｢獄｣です。 (2019年9月20日 18時) (レス) id: 7c545174f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき姫2 | 作成日時：2019年8月31日 17時
