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「眉間にしわ寄せてましたけど。
何考えてたんですか?」



「あら、気をつけないとね。シワが増えちゃう」


「……ヌナは、
俺が年下だからなめてるんですか?」



何よ急に、
と笑いながら横を見ると、



濡れた髪を垂らしながら、

ジョングクはその透き通った目を
まっすぐ私に向けていた。



「俺が何を聞いても、
すぐはぐらかす。すぐ逃げる。
自分のことはひとつも教えてくれない。

俺が年下だからですか」



「……別にジン警部に聞かれても
同じように逃げるわ」



「そういうとこ、」





ビールを掴んでいた手を上から握られ、
そして引き寄せられる。





「そういうとこ、むかつく」



「……ジョングク、
あなた今日ちょっと酔ってるんじゃない?」



「俺がこんな度数の少ない酒をあえて飲んでる意味を考えての発言ですか?それは」



「あら、私のためを思って
わざとこんな薄いお酒飲んでくれてたの?
別に飲みたければウォッカでもなんでも
ストレートで飲めばいいのに」



「まじでそろそろ黙らないと、本当に襲いますよ」


「生憎、私は好きでもない男に抱かれるほど
安い女じゃないのよ」




そう言うと、
ジョングクはガタンと音を立てながら
雑に飲んでいたチュウハイを机に置き、
私の両手首を掴んで後ろに倒した。



背中がクッションに当たる。






上を見ると、
綺麗なジョングクの顔がすぐ目の前にあった。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク
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LILY(プロフ) - カナタさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます、続編の方も宜しくお願いします!! (2019年4月10日 18時) (レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます、続編の方で更新がんばります!! (2019年4月10日 18時) (レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして!凄く面白いです!話の内容がしっかりしていて夢中で読みました!読んでる最中もドキドキが止まりません!続きが待ち遠しいです^^ 更新お待ちしてます! (2019年4月10日 14時) (レス) id: 0d504a4dae (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - 素敵な作品アリガトウございます、とても惹き込まれるお話なので、ぜひまた更新していただけたら嬉しいです! (2019年4月8日 19時) (レス) id: 3804fd5d86 (このIDを非表示/違反報告)
しゃりり - 凄い続きが楽しみです!更新頑張ってください!!!待ってます! (2018年12月28日 0時) (レス) id: 211b9b7947 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:LILY | 作成日時:2018年6月10日 18時

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