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赤いロングドレスに、
真珠をあしらった髪飾り。
生まれて初めてこんな格好をしたが、
なかなかの美形に自分を産んでくれた母親に
心の中で感謝をした。
金持ちばかりのパーティーに潜入しても、
周りに劣らないどころか、
きっと私の方がそこら辺の女よりも
映えている自信がある。
そして、隣で私の腰に腕を回し
さも私と付き合っているかのように振る舞う、
黒のフォーマルスーツを着こなした彼
＿＿＿＿＿＿＿＿ジョングクも、
そこら辺の男より顔が整っているおかげで
随分と様になっている。
まだ社会に出て2、3年も経ってないくせに。
「なんか俺たち、逆に目立ってません？」
テーブルの上に乗るワインを
手に取ったジョングクは
周りを見渡しながらそう言った。
「あら奇遇、私も同じこと思ってたわ」
「俺がヌナの相手じゃ美男美女すぎましたね、
ホソクさんとかの方が
よかったんじゃないですか？」
「それホソクが聞いたら怒るわよ」
ふふっと笑いながら、
ジョングクはワインに口をつけ、
そして顔をしかめた。
「…このワインまず」
「ばーか、普段から安酒ばっか
飲んでるから味もわからなくなるのよ。
あなたも随分とお子様なのね」
「そんなに歳変わらないくせに」
「4つも変わるじゃない」
「4つしか変わりません」
意地を張るジョングクの手元にあるグラスを奪い、私はワインを一気に喉に流し込んだ。
「さすが、
麻薬王が開催するパーティーなだけあって
一流品ね」
「……ドレスの裾踏んで転べばいいのに」
「なんか言った？」
「いいえ何も」
ふんっ、と鼻を鳴らすと、
ジョングクはベーッと舌を軽く出してきた。
こうやっていると、
彼はまだ学生のようにも見える。
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LILY(プロフ) - カナタさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます、続編の方も宜しくお願いします！！ (2019年4月10日 18時) (
レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます、続編の方で更新がんばります！！ (2019年4月10日 18時) (レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして！凄く面白いです！話の内容がしっかりしていて夢中で読みました！読んでる最中もドキドキが止まりません！続きが待ち遠しいです^^ 更新お待ちしてます！ (2019年4月10日 14時) (レス) id: 0d504a4dae (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - 素敵な作品アリガトウございます、とても惹き込まれるお話なので、ぜひまた更新していただけたら嬉しいです！ (2019年4月8日 19時) (レス) id: 3804fd5d86 (このIDを非表示/違反報告)
しゃりり - 凄い続きが楽しみです！更新頑張ってください!!!待ってます！ (2018年12月28日 0時) (レス) id: 211b9b7947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2018年6月10日 18時
