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「ジン警部って、
ああ見えて
すごく優しいですよね」
資料を片手に市街へ出て
調査へと向かう中、ジョングクが言った。
「ジミニヒョンへの刺激が
1番ないような采配の仕方。
相方をホビヒョンにする辺りも」
「そうね、
でもまぁこれは、デリケートな問題だから」
誰かのフォローをするのは、
いつも必ずホソクだ。
彼は本当に優しい。
ジミンにはいつもなにかと気を使っている。
母親がいないことだけではなく、
ジミンは他人よりも繊細な部分があるから
そういう所を心配しての行動だろう。
ジミンもそれをわかっているのか、
私に懐いているように見えて、
実は一番ホソクと一緒にいる時間が多い。
「何も考えてないみたいに見えるけど、
ジン警部も、案外すごいんですね」
「そりゃあハイパーエリート様ですからね」
「なんか嫌味な言い方ですね。
もしや、俺が珍しくほかの人褒めるから
嫉妬ですか？」
「冗談言ってないで、
片っ端から当たっていくわよ」
日中の太陽は、街中を動き回るには辛い。
暑すぎる。
少し目を細めながら空を見上げた。
今日も空は、憎いほど青かった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「ジニヒョン、これとは別件に
見てもらいたいものがあるんですけど」
騒がしい部下達を追い出し、
コーヒーを片手にふぅと息をつきながら
ミンユンギ関連のファイルを眺めていると、
パソコンをじっと見つめていたナムジュンが
下唇を噛みながら俺を呼んだ。
「…………ナムジュンのその顔は
あんまりいいニュースじゃなさそうだけど」
「いや、まだいいニュースか悪いニュースかも
わからない話ですよ」
そう言うと、ナムジュンは
パソコンの画面をこちらに向けてきた。
「…………これが、どうかしたのか？」
その画面に映るのは、
俺の直属の部下、Aのプロフィール。
警察署で管理する個人データベースで、
家族構成や今までの学歴や成績、
全てが書かれてあるものだ。
ナムジュンはそれを見つめながら、
口を開いた。
「ヒョン、これ、」
"すべてが、造られたものです"
そのナムジュンの言葉は
やけに重く、俺の頭の中に響いた。
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LILY(プロフ) - カナタさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます、続編の方も宜しくお願いします！！ (2019年4月10日 18時) (
レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます、続編の方で更新がんばります！！ (2019年4月10日 18時) (レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして！凄く面白いです！話の内容がしっかりしていて夢中で読みました！読んでる最中もドキドキが止まりません！続きが待ち遠しいです^^ 更新お待ちしてます！ (2019年4月10日 14時) (レス) id: 0d504a4dae (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - 素敵な作品アリガトウございます、とても惹き込まれるお話なので、ぜひまた更新していただけたら嬉しいです！ (2019年4月8日 19時) (レス) id: 3804fd5d86 (このIDを非表示/違反報告)
しゃりり - 凄い続きが楽しみです！更新頑張ってください!!!待ってます！ (2018年12月28日 0時) (レス) id: 211b9b7947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2018年6月10日 18時
