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「でもさ、
お前が俺のこと初めて見た時の反応
あれは傑作だった」
ぷっ、と軽く吹き出しながら
思い出し笑いするジョングク。
「ねぇもうその話やめよ、毎日してんじゃん」
「だってほんとに面白かった、ブフッ」
「幽霊じゃなかったら殺してるよ今」
「縁起でもないこというなよ、フフッ」
「いつまで笑ってんの！！」
バンっと机の上を叩くと
更に腹を抱えて笑い出したジョングク。
確かに自分で思い返してみても、
ジョングクを初めて見た時の反応は酷かったなと思う。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
幽霊のジョングクを初めて見たのは
彼の葬儀が終わった次の日だった。
いつも通り、朝の号令をして
生徒の出席確認を取る先生。
葬儀の次の日ということもあって、
ショックで学校を休んでる人も何人かいた。
「それから、ジョングク…、
……悪い、いつもの癖で」
いつも通りジョングクの名前を呼ぼうとして
ハッと、顔を上げ、悲しそうにした先生は
本当に辛そうだった。
そんな先生を見て、
また泣き出す子もいた。
そんな中。
「もー先生、辛気臭い顔しないで下さいよ
そんなんじゃ先生まで早死しちゃいますよ？」
不謹慎極まりないことをズケズケと言いのける生徒がひとり。
思わずギョッとして、声がした方に顔を向けると、
「ちなみに俺は今日も元気に登校ちゅ、
「じゃあ次。ミンホ、は、来てないか」
「え、先生、俺のこと無視？」
「ジス、は、いるな
それから、」
「先生ーー俺ここにいるよーーー」
呼吸が止まった。
止まった、というよりは、
呼吸をするのを忘れた、に近い。
からっぽなはずのジョングクの席に、
死んだはずのジョングクが
平然と座っていたのだから、
そりゃ呼吸なんてしてる場合ではないだろう。
「……アガガガッオ、ユユトテオオオオ！？」
奇声を発しながら勢いよく立ち上がる私。
ビックリしすぎて
口を開けすぎて顎が抜けた。
「……A、どした？」
先生がびっくりした顔で私を見る。
「ア、ガガ、ガガニガ、ゴングググガゴ」
ジョングクの席を指さしながら、
外れた顎でなんとかジョングクのことを伝えようとしたが
「A、辛いよな。そうだよな。
お前、ちょっと保健室で休んでこい。な？」
もちろん、伝わるわけもなく
悲しみのあまり気が狂った人認定されてしまった。
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ににに(プロフ) - テヒョンの4‘OCLOCK聴きながら読んでてもう目がナイアガラの滝ですよ。もう素敵です、続き楽しみっす。 (2019年4月22日 20時) (
レス) id: adea3fa211 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ああ、もう涙腺崩壊。笑笑 本当に24話で涙が止まらなくなってしまってとりあえすコメントさせていただいてます。こんなに素敵な作品に出会えて良かったです。泣 (2018年2月7日 0時) (レス) id: f686d690fe (このIDを非表示/違反報告)
m - Twitterなどでお話しかかれてますか！？書かれてるならぜひみたいです！お話しすごくだいすきです！ (2018年1月27日 11時) (レス) id: 229badfe20 (このIDを非表示/違反報告)
りんごり - 凄く面白くて一気に読んでしまいました笑更新楽しみにしてます。頑張って下さい(^ ^) (2018年1月4日 20時) (レス) id: 555706a24a (このIDを非表示/違反報告)
ゆずちゃん - 更新頑張ってくださいね！？もう、メッチャ応援しますから！ (2017年12月31日 0時) (レス) id: 7514c48f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2017年10月21日 22時
