# はんぴれい - じろー ページ41
ガチャリとドアが開く音がする。
「ただいまー」
「あ、ジロー帰って来た」
「お疲れー」
「お帰りジロー」
「え、なんでAも家にいんの」
「悪い？」
「や、別に…てか丁度お前に会いたかったんだよ」
「え、あ…」
「俺らもいるんですけど？」
「そういうのはよそでやれよー」
「うるせーなー…もう俺Aの家行くから」
「え、私の家？聞いてないんですけど」
「すぐそこじゃん」
「もー、しょうがないな」
腰を持ち上げて外をぶらぶらと歩く。
家のドアを開ける。
「ジロー？入んないの？」
「あ、お邪魔しまーす」
「うん…てか何で私の家に移動したの」
「二人っきりでいたいじゃん…あと渡したいもんあって」
ゴソゴソと長方形の箱を持っていた紙袋から取り出す。
「はい、これ。もうすぐ大学卒業だろ」
「ネックレス…！ありがとうジロー」
「つけるよ」
首に回されるネックレス。
ちらりと鏡を見るときらきらと輝いている。
「うん、似合ってる」
そう告げて触れられる唇。
首元の金属の冷たい温度に反比例した熱い唇が冷めないように、もう一度キスをした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 431人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はなまる(プロフ) - チョコレートスモーカーズのお話はまだ書いていませんか？？間違っていたらすみません(*..) (2017年8月5日 3時) (
レス) id: f44c2ecff6 (このIDを非表示/違反報告)
ただの高校生 - こちらの方も頻繁にコメント確認しますので感想等あれば是非書いていただけると嬉しいです！ (2017年3月17日 20時) (レス) id: ed7f326cde (このIDを非表示/違反報告)
ただの高校生 - ももたんさん» 本当に嬉しいコメントありがとうございます…にやにやがとまりません…ぜひぜひ！！いつでもリクエストお待ちしてます_(´･` _ (2017年3月15日 19時) (レス) id: ed7f326cde (このIDを非表示/違反報告)
ももたん(プロフ) - わああ！ありがとうございます(´;ω;`)すごい良かったです！ただの高校生さんの小説ほんとに大好きで見まくってたので嬉しいです…！良かったらまたお願いします(>_<) (2017年3月15日 17時) (レス) id: 1088910e6e (このIDを非表示/違反報告)
ただの高校生 - ももたんさん» 細かい設定を下さると書きやすいです〜ありがとうございます_(´･` _ご意向に沿えるか不安ですが書いてみたのでよろしければ！ (2017年3月15日 2時) (レス) id: ed7f326cde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ただの高校生 | 作成日時：2017年3月3日 3時
