家族会議〜家族集結〜 ページ15
彩母「さ、入って。」
「うん。」
一年ぶりに家に入った。
気づいたことがあるんだけどね、家のものには触れるみたい。当たり前だよね。自分の家だもの。
『久しぶりだなぁ。みんな私のこと見えるんだね。また、みんなと過ごせる。嬉しいな。』
そんなことを思ってると、リビングについた。
彩母「そこ、座って。」
お母さんは私の向かいに座った。
すると、
?「お姉ちゃん!」
びっくりして振り向くと奈子がいた。
「奈子っ!」
そう叫ぶと、奈子が私に抱きついてきた。
奈「お姉ちゃん、会いたかったよう。」
「ごめんね。ごめんね、奈子。」
しばらく私達は、抱き合っていた。
「奈子、驚かないで聞いてね。お姉ちゃん、幽霊になっちゃったんだ。」
奈子は、驚いて目を見開いた。
奈「えっ!?幽霊!?ホントなの、お母さん。」
彩母「ええ、そうみたいなの。」
お母さんは苦笑いをしていた。
そんなことを話しているとガタッと音がした。
振り向くとお兄ちゃんが立ちすくんでいた。
裕「彩?はっ?なんで。」
彩母「いい、祐樹。驚かないで聞いてね。彩が幽霊になって帰ってきたの。」
裕「はああぁぁぁぁぁぁぁあ!?」
お、お兄ちゃん、うるさい。
裕「幽霊って、おふくろ、可笑しくなったか?」
奈「お兄ちゃん、ホントなの。」
「そうみたい。」
それを聞くとお兄ちゃんは、脱力してしまった。
裕「マジかよ……。」
彩母「祐樹、彩のことで話し合おうと思ってるの。お父さんもすぐ来るわ。そこに座って。」
裕「あ、ああ。」
しばらくして、お父さんが帰ってきた。
お父さんも部屋に入って直後に固まってしまった。
彩父「え、彩?なんで。だってお前、あの時。」
奈「お父さん、お姉ちゃんね、幽霊になって帰ってきたの。」
彩父「は?」
「お父さん、その事について今から話し合おうと思ってるの。とりあえず、座ってくれる?」
お父さんは、状況が呑み込めないのか、言われるがままに席に着いた。
「じゃあ、私がわかること全部説明するね。」
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ルカ♪S(プロフ) - とても面白いです!(*´∀`) 更新楽しみにしてます♪ (2021年4月20日 11時) (レス) id: d468b8acd9 (このIDを非表示/違反報告)
実埜里 - 最高です。愛してるよゲーム読むの楽しかったです。更新待ってます。 (2020年7月25日 22時) (レス) id: 4da7131419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪ドーナツ♪ | 作成日時:2020年6月16日 18時