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side IN
メンバー全員での仕事の後山田に呼び出された。
それも俺一人だけ。
あれ？俺なんか仕事でミスしたのかな？とかやっぱお前が視界に入ってくんのがムカつくんだよとか言われたりすんのかな。
そんなことばかりを考えながら呼び出された部屋のドアを開けた。
「 なに、話って 」
俺がそう不機嫌そうに言えば彼の真っ直ぐな瞳の奥が一瞬揺れた気がした。
「 アンタさ、」
今度はアンタって呼ばれてんのかなんて女々しいけどやっぱり遠過ぎる距離感に悲しさが募る。
そして山田が近くにあった紙袋に手を伸ばして一着の服を取り出した。
なんか見たことあるかも。
よく見てみると見覚えのあるそれは俺の上着だ。
でもなんで山田が持ってんの？
「 これあの日家に忘れてったから 」
そういつもと変わらない不機嫌そうなトーンの声で告げられ上着を差し出された。
恐る恐る手を伸ばして上着を受け取る。
「 ごめんな。お前ん家にあったのかよ、どおりで探しても見つかんねえと思ったわ 」
受け取った時に微かにフワリと鼻腔をくすぐった山田の匂いにドキリと胸が高鳴る。
でもバレるわけにはいかないから平静を装う。
「 で？話ってそれだけ？」
俺が面倒くさそうに聞くと何かを考える様に下を向いてしまう山田。
下を向いてしまったことで見えなくなる彼の表情に不安がおそう。
「 おい、やま... ぅわっ！？」
大丈夫か心配になって聞こうと近付くと顔を上げた山田に腕を引かれ急に縮まる彼との距離に驚き情けない声が出てしまう。
「 ..............ちゃ..て........んの？」
強い山田からの視線とは裏腹に弱々しい言葉に何を言われたのか聞き取れない。
「 ん？なんだよ 」
「 ...だからっ、伊野尾ちゃんと薮ちゃんて付き合ってんの！？」
半ギレ状態の山田が吐き出した言葉が想像していたものとは180°ズレてて呆気に取られポカンと口を開けたまま固まってしまう。
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かすたーどばにら(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！まさか大好きな作者様の翠さんからコメントもらえるなんて思ってもみなかったのでとても嬉しいです...！はやくすれ違ってるふたりをくっつけたくて日々頑張ってます（笑）更新頑張ります！！ (2018年8月14日 0時) (
レス) id: 830b7600a3 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - コメント失礼します！！！とても好きです！このすれ違い具合がたまらなく愛おしいです...！これからも更新楽しみにしてます！！ (2018年8月13日 14時) (レス) id: a6b1b35491 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーどばにら(プロフ) - ひとみさん» そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです！なるべくたくさん更新できるように頑張りますね！これからも頑張るので応援お願いします！（笑） (2018年8月11日 10時) (レス) id: 830b7600a3 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーどばにら(プロフ) - Vさん» 返信遅くなってしまってすみません！いつも読んでくださりありがとうございます！私も書いてて楽しいです（笑）完結できるように頑張りますね！ (2018年8月11日 9時) (レス) id: 830b7600a3 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - この作品大好きで、更新を楽しみにしてます！！ 続きが早く読みたくってｳｽﾞｳｽﾞしてます(笑) (2018年8月10日 8時) (レス) id: c0bd1ad421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かすたーどばにら | 作成日時：2018年3月16日 22時
