【銀魂】善人は善人、悪人は悪人

親 ページ7

土「お前、親は？」



親…


あ「お前じゃありませんよ、想です」


土「話そらしても無駄だ」



キセルに火をつけて煙をだす土方



あ「…話したくありません…」




土「無理に聞くきはねぇ、でも、それならいつまでもここには馴染めねぇぜ」



正論だ


あ「…いつか、お話しします」


沖「そのいつかってのはいつなんです」


いつのまにか沖田が後ろにいた


あ「さぁ、わかりません」

土「琴音が探してるぞ、どこいってたんだ」


沖「ただの散歩でさぁ、俺にもくだせぇ」


そばに座りグラスを差し出された


あ「お酒…ですか？でも、沖田さん未成年なんじゃ…」


沖「気にしない気にしない」


この人は本当に警察なのかな…


土「そいつに何言っても無駄だ、諦めろ」


諦めていいのか!?


あ「わかりました、お酒ってそんなに美味しいですか？」


沖田にお酒を注ぎながら聞く


沖「飲んでみればいいんでィ」



ヒョイッと差し出されたグラスにはお酒が入っていた


あ「いえ、結構です」


沖「一口でさぁ、一口」


グイグイと進めてくる



あ「土方さんもなんか言ってくださいよ」


土「俺は知らねぇ」


顔をそむけた瞬間に


あ「んっ！」


無理矢理、グラスのお酒を口に流し込んできた


ゴクリ…


あ「あっ、美味しい」


意外に美味しかった


土「おい、総悟…本当に飲ましたのか」


沖「そうですぜィ、さぁ吐け！親はどうした！」


土「ノリノリだな！」




あ「親なんて…いませんよ」


なんだか月が見たくてその場から


立ち上がり襖を開ける


満月の光が夜の街を照らす



あ「綺麗…」


グラッ



足がグラつき地面に倒れる


あ「酔いましたかね…」


急に睡魔が襲ってきた、そして私は睡魔に負けた



沖「俺のせいですかィ？」


土「あぁ、お前のせいだ」

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