【銀魂】善人は善人、悪人は悪人

…黙れ ページ35

姉「がはっ…」




背中に衝撃がくるとお姉ちゃんの声が聞こえた




嫌な予感がした





ゆっくりと瞼を開けると




そこには




あ「お姉ちゃん…？」




天人の刀に刺さっているお姉ちゃんがいた






お姉ちゃんは私の代わりに刺されたの？



私を庇ったせいで？





姉「よかった…Aが無事で…」




膝から崩れるお姉ちゃんに天人は


お姉ちゃんから刀を抜き出して



天「終わりだ」



刀をおろした





ブシュゥゥウゥ





返り血が飛んでくるなかお姉ちゃんは倒れた




あ「お姉ちゃん!!」




お姉ちゃんに駆け寄り身体を揺する




姉「早く…にげ、て…」





辛そうに話ながら口から血を吐いた




天「姉妹そろってあの世に行けぇぇえぇえぇ!!」




もう一度刀をおろそうとした天人









あ「…黙れ」






そこから記憶がない




気づいたときには天人は死んであたりは血の海




自分には返り血がつき服が血で染まっていた





そして、額に傷が出来ていた



血が流れてる







お姉ちゃん…！



はっ、と気付いてお姉ちゃんの方へ駆け寄る




あ「お姉ちゃん、お姉ちゃん！しっかりしてよ！」




するとお姉ちゃんは弱々しく瞼を開いた




姉「ごめん…ね、守るって…い…た、のに…







A…いきて…」





そう言うといつもの優しい笑顔で私に微笑んだ



そして、いつもみたいに



頭を撫でるように



お姉ちゃんの手が頭に近づく




でも、その手は来る事はなかった




もう二度と来ることはない







お姉ちゃんの手は地面に戻っていた






手に触れるとまだぬくもりがあった






ポツポツと雨が降ってきて





身体についた返り血が雨でおちていく






お姉ちゃんの手はどんどん冷たくなっていった







地面に流れてる血は雨と混じり地面を伝い川に流れていく






でも、額に出来た傷は、雨で流れても流れても私を赤に染めた

やすらかに…眠ってください…→←みーつけった

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