【銀魂】善人は善人、悪人は悪人

右腕の傷 ページ13

あ「よいしょっと…」



いつものごとく真選組の女中の仕事をする




腕の痛みに耐えながら




昨日は何とか逃げ切れた


予想通り他の場所には隊士達がいたが


逃げるのが早かったので隊士達と刀を交えることはなかった


真選組にばれないように戻り腕の傷の治療をし今に至る


誰からも疑われていないし大丈夫だろう



土方の傷の方はそこまで酷くはなかった




洗濯物を干し終わり、自分の部屋に戻ろうとした時



沖「ちょっと待ちやがれ」



いや、コイツには疑われているだろう



あ「なんですか？」


前に立ちふさがり鋭く睨まれる


沖「…お前、昨日はどこに行ってやがった」



あ「どこにも行ってませんよ」


沖「じゃあ…」


私に近づき


あ「っ…」


怪我をした右腕を強く捕まれた


沖「この傷はどうしたんでさぁ」


コイツ…やっぱり見抜いてる



沖「昨日の夜中、お前は部屋にはいなかった

そのあとに霧風を発見した

話せ、昨日は何してやがった」



あ「私…なにも…っ」


より強くつかんでくる


右腕を見ると着物に血がついていた


おそらく傷口が開いた


あ「わかりました…から、離してください」

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