295時間目 ページ46
Aside
花屋「________________×××だよね？」
.
雑談のような自然な流れで、彼が放ったその言葉に
私は全身が痺れたように動けなくなり
作りかけの花束を落としてしまった。
.
…だって、信じられなかった。
なぜあなたが…
"それ"を知っているの。
「……………何のことですか？」
落としてしまった花束を
あちゃー、という顔を作って拾い上げる。
わざと、彼の言葉には
あまり触れないようにして。
花屋「誤魔化さなくていいよ。
…………僕は、全て知っているんだ。」
.
.
その言葉の直後
背筋が凍るような気配が背中に広がる。
振り返りたいのに
体が言う事を聞かない。
花屋「………………君が××されていたこともね」
________________！！！
頭の中に映像が流れてくる。
私の大嫌いな、昔の記憶。
そのショックで立っていられなくなり
膝から崩れ落ちる。
今にも気を失いそうなのを
舌を噛んで防ぐ。
……この人の前で気を失うのは、危険すぎる。
花屋「…………君が苦しいのは
迷いがあるからだ。
………………………僕が楽にしてあげるよ。」
.
.
その言葉を聞き終えた時
私は強烈な眠気に襲われて
意識を手放してしまった。
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るびー(プロフ) - Cocoさん» 返信が遅くなり大変申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます！！ (2020年1月7日 13時) (
レス) id: 1be613beca (このIDを非表示/違反報告)
Coco - 261話でスモッグの薬の説明のところで、[思いをふる]ではなく、[猛威を振るう]だと思います！ (2019年1月5日 9時) (レス) id: 514fef56d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るびー | 作成日時：2016年5月29日 0時
