【銀魂】善人は善人、悪人は悪人―第三章―

寂しさも、一人になるのも ページ33

　
　
あ「話します、……すべて」






屯所に帰って、琴音さんにそう告げた





琴音さんは、私を見てありがとうと言った






琴「自分の言える範囲で構わないから無理しないでいいよ」





あ「大丈夫です、ちゃんと話します」





それから、長い長い話が始まった





・









・









・





すべての話を終えて、琴音さんを見ると



涙が頬を伝っていた






あ「琴音さん!?な、なんで琴音さんが泣くんですか!?」





琴「だって、……そんなの想ちゃん、一個も悪いところないのに





それなのに、どうして想ちゃんがそんなこと言われなきゃならないの？




ちゃんと本当のこと話して





それで、仲直りしよう」






優しくそう言う琴音さん



でも、ダメだよ





あ「本当のことをしったら、みんな自分を攻めるはずだから、そんなことで……


私のことでみんなを苦しめたくないから」






自意識過剰だろうけど


辰馬みたいに苦しんでほしくない






琴「……仲間のために自分が傷ついて、それでも仲間を守ってるなんて……









悲しすぎるよ」







あ「…私は死神だから、当たり前なんです」







もう慣れてしまったから





寂しさも、一人になるのも

みんながそれぞれの→←私も一緒に

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す