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mission 53 ページ3

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「もう、なんなんだよあいつ!!」

「光くん。こればっかりはしょうがないじゃん。ちゃんと授業受けた光くんは偉いって」

「俺、あいつ嫌い」

「薮ちゃんもお見通しだったんだよ。だって分かりやすいもん。光くん」



薮の授業をしっかり受けさせられ、眠ろうとするとすぐに当てられた。

俺が答えられないことをいいことに、これでもか、と注意してくるし。



「まぁまぁ。お蔭で笑顔もばっちり捉えることできたし、ありがと!」

「おい大ちゃんっ!」

「後で写真送るからさ。ね?」

「いや、そうじゃなくて……」



グッドポーズを決めて立ち去ろうとする大ちゃんの手元から、スマホをひょいと奪い取ったそいつ。



「わわわわわわわ!」

「有岡。携帯は使用禁止だってあれほど……」

「すみません!薮ちゃん許してぇ〜」

「お前なぁ」



携帯を届かない所まで持っていかれて頑張ってジャンプしている大ちゃん苦笑。



「だから言ったのに」

「言ってないじゃん光ぐんん」

「八乙女。こいつ剥がすの手伝え」



薮にくっついて手を目一杯に伸ばしてる。

よくそんな恥ずかしいことできるな。

感心するわ。←



「大ちゃん。今なにやってるか分かってる?今日きっと厄日なんだよ。諦めようぜ?」

「ぐずん」

「おいおい。そんなにこれが欲しいなら職員室来い」

「行ぎまずぅ」



薮に引き摺られるようにして職員室へと去って行った。

なんか、物凄く疲れた。



「はぁぁ……」



自分の机に突っ伏して、次の授業の準備もなしにアイツのことを考えていた。

全部、見透かされてんのかな。

不思議と気持ち悪いとは思わなかった。

俺、やっぱりソッチなのかな。


……アイツと夜を過ごしておいてなに言ってんだ、って感じだろうけど。



「……光くん。薮ちゃんに返してもらえなかった」

「説教されて終わり?」

「うん。放課後取りに来いって」

「ひでぇな」

「いや、でもさ、保健の中島先生とのツーショットを拝めたからある意味よかったかも」

「大ちゃんなに求めてるの笑」



あの二人が並ぶと脚長くて羨ましくなるんだよなぁ。

大ちゃんが想像してトホホ、って言ってる。


……そういえば、あいつと中島せんせが仲良くなったのって俺のお蔭だよな?


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(プロフ) - クリスさん» コメントありがとうございます!亀更新ではありますが、これからも応援していただけると嬉しいです。ぜひ楽しんで下さい! (2021年2月17日 23時) (レス) id: 9a230f5c32 (このIDを非表示/違反報告)
クリス - とっても面白いです!更新頑張ってください! (2021年2月17日 22時) (レス) id: e4548ba768 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 百夢叶さん» コメントありごとうございます!やる気出ました笑 (2020年5月2日 18時) (レス) id: 351dea1b4f (このIDを非表示/違反報告)
百夢叶(プロフ) - 更新待ってます!頑張ってください! (2020年5月2日 17時) (レス) id: 4a44319a0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月1日 22時

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