【コード・ブルー】〜この手に願いを込めて〜2.

49.コード・ブルー ページ2

初療室にはいってすぐ秋本さんのもとへ



白石「挿管する」



緋山「Aラインとって」



横峯「はい」



白石「秋本さん、病棟の渡り廊下から飛び降りた」



緋山「しかも、奥さんの目の前で」



マジかよ



「FASTする」



白石「誰か輸血オーダーして」



灰谷「は「緊急度1で輸血オーダーします」



「大量出血ね、かなりたまってる」



藍沢「オペ室まで持たないな」



ここでやるしかないか



藍沢「ここで緊急オペしよう」



緋山「もう一人誰かオペは入って、眼鏡」




灰谷「はいっ」



雪村「お願いします」



「メイヨー」



雪村「はい」



藍沢「白石、心停止しそうになったら言ってくれ」



白石「了解」



「そうなったら開胸して、大動脈遮断する」



藍沢「わかった」



出血ひどいな

全然見えない



灰谷「吸引が間に合いません！」


緋山「手でやるの、早くかき出して」



「出血源どこ？」



藍沢「あった。肝臓の破裂だ


ほかに出血箇所無いか？」



「小腸もやってる」



「頻脈のままね、輸血増やして。FFP早く溶かして」



村田「はい」



藍沢「肝門部遮断する。サテンスキー」



雪村「はい」



「ひとまず大きく肝縫合しよう」



藍沢「わかった」



緋山「2-0プロリン両短端でたくさんちょうだい」



「フェルトつけて」



雪村「はい」



出血が押さえきれない



緋山「ここも」



藍沢「体温は？」



白石「35度。ベースエクセス-8」




藍沢と目を合わせて合図を送る



「ガーゼあるだけちょうだい」



雪村「はい」



藍沢「ここまでにしておこう。腹は閉じずにICUへ運ぼう」



「「ダメージコントロールだ(よ)」」




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

手術を中断させ、藍沢と奥さんのもとに説明をしにむかった



秋本・妻「ダメージコントロール？」


「かなりの量の輸血を行ったため、血液の凝固因子が足りなくなり出血が止まらず


このまま続行すれば、命に危険が及ぶ状態でした。


なので手術を一旦中断しました」



秋本・妻「中断？いま、あの人は？」



「ガーゼパッキングといって止血の為の応急処置をしてICUに運びました



そこで、全身状態の回復を待ちます



24時間経過した後、全身状態を確認してどうするかを決めます」




秋本・妻「どうするかって？」



「手術を再開するかどうかを。」

50.コード・ブルー→←リクエストについて　8/17追記

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