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「…あはは…
…あんたはさ…なんか、今凄く余裕ないように見える」
…色んなことが重なっちゃって
多分、きっと…辛いんだろう
「…前まではもっと穏やかな子だったのにさ…
急にトゲのある子になっちゃって…」
「…そうだね…
私だって前までの私に戻りたいよ?
だけど…なんだろなぁ…
なんか、前までの自分になりきれないのよね
…おかしいよね、数ヶ月前の話なのにさ」
そういう学級委員はどこが遠くを見つめていた
「…ん、そだね
でも、今は今…例えトゲのある子だとしても
私はあんたを受け止め続けれる自信は1番あるから
なんてったって親友だし」
「…その親友に嫌がらせを受けてたんだけどね」
「…うん、あんたからしたら…もう…親友なんかじゃないのかもね
でも、これは、私が悪いんだし別にどうこう言わないよ」
「私は今でも親友って思ってるわよ
そりゃ、前と比べたら少し…関係があれだけどさ」
「…気まずくなったりしたもんね
前までの私たちなら絶対になかったことなのにさ」
「…本当…時間の流れって…なんというか
本当に残酷なものなんだよね」
「…でも、綺麗でもあるよ」
そうかな…と言う学級委員に私は力強く頷いた
「確かにあんたの時間は今すごく辛いものかもしれない
…いや、きっと辛いものなんだろうね
だけど、絶対にいつか幸せな時を生きられるようになるから」
どうか…その日まで…
「頑張ってみな
私も応援してるからさ」
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作者名:小夜時雨 | 作成日時:2019年3月24日 13時