【文スト】白虎の片割れ_____凜。第四幕

Whisper____00 ページ2

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某日、Aの日記帳より_____



本は昔から読んでいましたが、
いかんせん文字を綴るのは苦手なので、拙(つたな)い文章です。

これは誰に宛(あ)てて書くわけでもありません。
ただの独り言…のようなものです。


“凜(りん)”。この単語が、私は一番好きです。

英訳すると“cold(コールド)”。
皆さまご周知の通り、「寒い」とか、「冷」とかいう意味です。
発音してみると、確かにコールドな感覚がするような気がします。

ひんやり、夏に便利そう。


恥ずかしながら、私はつい最近まで“凜”の英訳を“warm(ウォーム)”だと思っていました。
“warm”とは、「暖かい」と云う意味です。

まさか真反対だったなんて、ね。






_日____


誤解というものから成るものは、あまりにも恐ろしいものでした。

幾度と無く、後悔の念が私にのしかかって…
こう、何というか、《※何度も書いては消した痕跡が残っている》


ああ、もう諦めた！この先は語彙(ごい)が無いため見送ります。また明日。







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何かに包まれていく感覚とともに、私の何かは廻り出していました。

もう、骰子(さいころ)を手放す前には戻れない。




再び。どうか、お元気で_________。

そして、また。







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【凜______四章、開始】

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