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愛が一つ 二日目 ページ7

『……んっ…』


『……ん?』


森「起きたかい…?」


『はい…』


…近。


この体制は膝枕だな。


俺が寝ている間に何をしているんだ。


取り敢えず、起きよう。


腹部に力を入れる。


森「…」


『何故っ』


胸元に腕を置かれ、起き上がれなかった。


何だ何だ、と思い森さんを見上げても、森さんと目が合う事は無かった。


森「…何故、あの時逃げなかった」


『え?』


あの時…?


森「…私が君の首を絞めたとき、君なら簡単に逃げれた筈だよ」


『…あぁ』


あの事ね。


『だって森さん、俺の事殺す気無かったでしょう?』


森「…私は君も殺せない小物だと…」


『いやいや、森さんなら俺を殺すなんて容易い事です』


『でも、殺す気無かったでしょう?』


俺を殺しても、メリットは無いし。


森「…何で、そう言い切れる」


『森さんが優しい人だって事、知ってるから』


森「っ…」


森さんの手を取り、両手で包んだ。


『この手は、俺の事を褒めてくれて、慰めてくれて、愛してくれた』


『その手の持ち主が、俺を殺す訳ありません』


大好きな森さんの事、疑えないし。


『まぁ、貴方とは初対m(!?』


『どっ、どうされました…!?』


森さんを見上げると、涙を流していた。


その時の表情は、悲しみも無ければ、苦しみも無かった。


ただ、無の表情で涙を流していた。


俺の事は見ず、どこを見ているのかも分からなかった。


起き上がり、森さんの涙を拭いた。


『大丈夫ですか…?』


森「!!」


『?』


そう聞くと、森さんは俺を見た。


俺の声に驚いたような顔をした。

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晋陽 - 咲希さん» ( -ω-`=)スリスリ (2017年8月24日 19時) (レス) id: 8ef45f8c23 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 咲希さん» スリスリ(=´-ω-))゚ω゚`) (2017年8月23日 16時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 猫共に餌をあげなくては…(´-`)ノ⌒゜ (2017年8月23日 16時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - 碧さん» (´・ω・`) (2017年8月20日 23時) (レス) id: 8ef45f8c23 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 晋陽さん» ('-' )プイッ (2017年8月19日 22時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈佐 | 作成日時:2017年8月1日 9時

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