【文スト】こんな事になりました…。 パート４【男主】

愛が一つ　二日目 ページ6

森｢…ふむ、そんな事がねぇ…｣


『信じられませんか？』


森さんとお話を始めて十分。


ソファーで向かい合ってます。


俺と森さんの間にはテーブルを挟んでいます。


俺は違うAなんだよー、って事を説明しました。


森さんは考えてるよ。


何をかは、知らん。


森｢…そうか、まぁ、君の言葉を信じよう｣


『ありがとうございます』


信じてくれました。


森｢…所で、福沢、とは？｣


そこ食いつくんだね。


『森さんも知っているであろう、武装探偵社社長の福沢さんです』


森｢…じゃあ、君は…｣


『息子です』


森｢…わぁ｣


固まった森さん。


再起動してー。


森｢…え、じゃあAも…？｣


『いえ、俺は違う世界のAですから、この世界のAの未来は決まってませんよ』


森｢…なるほどねぇ…良かった｣


森さんは安堵していた。


森｢…ふむ｣


『？』


森さんは立ち上がり、俺の横に立った。


森｢…君は…福沢殿の息子なんだよね？｣


『はい』


森｢なら…｣


『!!』


ドサッ


いきなり森さんに押し倒された。


少女漫画みたいなドキドキはない。


代わりに、緊迫した空気が流れている。


それは、俺の首にある、森さんの手が原因だろう。


森｢私がこのまま、君の首を絞めたら…｣


森｢…福沢殿はどうなるんだろうね…？｣


『っ!!』


『ｸｯ…!!』


森さんの手に力が入り、息が出来なくなった…。

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