【文スト】こんな事になりました…。 パート４【男主】

愛が一つ　二日目 ページ4

『…』


芥｢…ｽｩ………ｽｩ……｣


『…』


…警戒心とはなんぞや。


心を開いてくれた、という解釈で終わらそう。


初めて会った人の太ももで寝ちゃダメよ芥川さんっ。


嬉しいけども。


芥川さんを太ももから退かし、ソファーに寝かせた。


寝顔はもっと可愛い。


羽織りを脱ぎ、芥川さんに掛けた。


『…さて』


これからどうしようか。


森さんに会ってみたいな。


『…』


…よし、会おう。


俺は森さんが居るであろう最上階へ向かった…。









『…』


やはり、変わった所は無いな。


俺の世界の拠点と何ら変わりない。


エレベーターから、奥の部屋への通路を歩きながら、そう思った。


奥の部屋の扉の前には屈強な黒服さんが二人。


部屋を守るようにして立っている。


知ってる人です。


『お疲れ様ですお二人共』


男｢あぁ、Aか｣


やはり、Aも知り合いなんだな。


男２｢……何か…違くないか｣


男｢和装だからじゃないか？｣


『俺は貴方方がしるAではありません』


男｢｢!?｣｣


『あ、敵でもありません』


と言っても、信じてくれるのだろうか。


二人は少し警戒している。


『俺は違う世界のAで、貴方達を知っています。森さんに会いたいと思って来たのですが、今いらっしゃいますか？』


男｢…いらっしゃるが…｣


男２｢簡単に会わせる事は出来ない｣


『分かりました。それが普通ですよね』ﾆｺｯ


男｢｢!!｣｣


流石お二人だな。


俺もこんな怪しい奴会わせないもの。

愛が一つ　二日目→←愛が一つ　二日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す