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愛が一つ 二日目 ページ26

「…あれ?織田作さんと乱歩さんは?」


『ん?』


『…あれ?』


Aの通り、二人が居なくなっていた。


そう言えば、声も聞こえなかったな。


福『…若しかして、元の世界に帰ったのか…?』


『!』


「!?」


二人して先に帰ったのかぁ。


『福沢さんまで居なくなった…!!』


「い、嫌だ……帰っちゃやだ…っ」


『!!』


Aが俺に抱き着いてきた。


弱々しくも、しがみつくような形で。


『…大丈夫だ、また会えるさ』


そう言い、Aの頭を撫でようとした。


『…手が…』


「っ!?」


俺の手はもう無く、手首まで消えてしまっていた。


……足も、消えていっている…。


「嫌だ!!Aさん行かないでっ!!」


『っ』


Aが泣きながら、俺にしがみついた。


頭を撫でてやる手が、消えるとはな…。


太「なに!?どうしたの!?」


乱「A…手が…っ!?」


『お別れの時らしいです』


「やだ!!お別れなんてっ…嫌だ…ッ!!」


全「っ」


『…』


…なんで…此奴は俺に執着しているのだろうか…。


他の人に対しても、この位してるのかな…?


でもまぁ、これ程まで思われてるのは嬉しい。


『…大丈夫だ、また会えるさ…』


「!!」


全「!?」


泣き続けるAの頬に、口付けした。


『次会ったら、お前が俺に今した事をしてくれ』


『約束、な』


「Aさん…っ」


『また、会おう…』


「Aさん!!Aさっ、嫌だッ!!」


俺がそう言った瞬間、体の感覚が消え、


…意識も、無くなっていった…。

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晋陽 - 咲希さん» ( -ω-`=)スリスリ (2017年8月24日 19時) (レス) id: 8ef45f8c23 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 咲希さん» スリスリ(=´-ω-))゚ω゚`) (2017年8月23日 16時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 猫共に餌をあげなくては…(´-`)ノ⌒゜ (2017年8月23日 16時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - 碧さん» (´・ω・`) (2017年8月20日 23時) (レス) id: 8ef45f8c23 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 晋陽さん» ('-' )プイッ (2017年8月19日 22時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈佐 | 作成日時:2017年8月1日 9時

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